インテリアABC

使いやすさのポイント。用途で違うキッチンカウンターの高さ選び

洗い物をしたり、食材を仕込んだり。キッチンでの作業は一つではないからこそ、使いやすさも思うようには叶えられないわけです。
手入れやおしゃれを考えるその前に、まずは使う自分にとってストレスの少ない “キッチン寸法” のこと、ちゃんとご存知ですか?毎日の家仕事だからこそ、何事も塵も積もれば山となるもの。まずは「目安」を知って、自分の習慣に合うものを選んでいきましょう。
キッチンカウンター選びの基本ということで今回は、そんなサイズの中でも「高さ」に注目。主な用途を踏まえた上でのポイントを、まとめてみました。

キッチンカウンターには規格サイズがある

キッチンカウンターの規格サイズ
色々と調べ始めるその前に、システムキッチン界のとても基本的なことから。
まず一般的なキッチンカウンターにおける高さには、きちんと規定が存在します。JIS規格で80㎝、85㎝、90㎝、95㎝と、5㎝刻みで基準が決められていますが、ほとんどのメーカーで希望の高さにしてくれるようです。
ただそもそも、自分の体に合う “だいたい” を知っていないと細かいオーダーはできません。最初に計算式でおおよその適正な高さを求めておく必要があります。

  • 身長÷ 2 + ◎

この「◎」に当てはまる数は5~10cm程度と、必要シーンもしくは身長によってまちまちです。細かく見ていくと、動作によっても変わってくるので、可能な範囲でそれに合わせたキッチン計画が練れると良いですね。

「台」としての用途で目安の高さが分かる

キッチンでの基本作業から、使いやすい「目安」も知っておきましょう。今回は、「食材を切る」「洗い物をする」「炒める・盛る」の3つの用途に注目してみました。

「切る」動作はいかに余計な力を入れないかが重要

ワークトップの高さ
葉物など簡単に切れるものから、根菜や肉類など多少力を要するものまで万遍ない、「切る」動作で扱うものたち。
そんな切る作業を続けていると、どこか力が入っているような「疲労感」を感じること、ありませんか?もしかしたらそれは、キッチンカウンター(ワークトップ)の高さが合っていないことによる “要らない疲労” かもしれません。もちろん低すぎてもNGなのですが、切る動作に関しては特に、高すぎて肩に力が入ることで、負荷が大きくなる傾向にあるようです。
ちなみに、システムキッチン発祥国であるドイツに習うワークトップの求め方は、「軽く肘を曲げて立ち、床から肘の下端までの高さから11cmを引いた値」が目安。まな板を使う上に、ドイツに比べ切る作業が多い日本では「14cm」だそうですよ。

「洗う」はキッチンでも特に長くかがむ行為

シンクの高さ
洗い作業で、基本姿勢が “かがむ” になるシンク周りで、気にしてほしいのがシンク底までの深さ。これが上体を起こした姿勢から遠ざかるほど、腰を折り曲げなければならなくなり、当然負担は大きくなります。
システムキッチンにおけるシンクの深さは、だいたい20㎝前後。目安として、通常の直立姿勢でシンクに手を入れて、底に指が届く位のものがちょうど良いようです。
細かく言うと、普通ワークトップと同じ高さになっている流し台のフチが、3㎝程度高いとさらに体が楽になるそうなので、今後の判断材料にも頭に入れておいてくださいね。

「炒める・盛る」は少し低い方が行いやすい

ガスコンロの高さ
切る時間、洗う時間に比べればそれほど長くない、炒めものなどをするコンロ周り。
ここ最近では、ビルトイン型のガスコンロと隣接する作業台がフラットになるように設計するのが主流なので、選ぶ余地がそれほど無いかもしれませんが、フライパンや鍋内の様子が確認しやすさで言うのであれば、低めの方が良いかもしれません。
また、調理器具の持ち上げ、彩りの見やすさを含めた「盛りつけのしやすさ」で言っても、想像がつくと思いますがあまり高すぎない方が良いでしょう。
このように動作主体で高さを考えるのであれば、体に負担がかかる一番の動作を見極める必要がありますね。

最後に

2列であっても、1列であっても、フラットであれば良しとされているキッチンカウンターの設計。ですが、その目安にする高さをきちんと考えないと、長い目でみた使いやすいキッチンが叶えられているとは言えないようです。
次回は、レイアウトを考慮した奥行選びに関してお話ししていこうと思います。

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