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ANTIQUEFURNITURE RAFUJU STUDIO MAGAZINE

和洋折衷、レトロモダン。幅広いインテリアにあうアンティーク格子戸

木のデザインを楽しみ、光や風を通してくれる格子戸。その機能にもデザインにも惹かれてはいるのだけれど...さっそく自分の部屋に取り入れてみようかな、と思ったときに湧いてくる不安。

「他の家具との組み合わせるのが難しいのでは...?」
「格子戸のような和風の建具を取り入れたら、部屋が和風になりすぎてしまうのでは...?」

格子戸は、木という素材やそのデザイン性によって、さまざまな空間に溶け込んでくれるので、和にも洋にも、レトロにもモダンにも、実はどんなインテリアの部屋とも相性が良いんですよ。

今回はアンティーク格子戸の特徴を生かした意外と簡単なコーディネートをご紹介します。

大人のダイニング。落ち着きは絶対、でも暗くなりすぎないように

腰板付アンティーク格子戸 食器棚や食卓テーブルなど、比較的大きな家具が集まりやすいダイニング。

大人の雰囲気を出したいと思うと、落ち着いた色を選びたくなるものです。全体の調和を取るには色合いを統一するのが一番シンプルな方法ではありますが、落ち着いた色ばかりを揃えると、どうしても暗くなりすぎたり、特に大きな家具が集まる部屋では圧迫感が出てしまうことがあります。

そんなダイニングの出入り口をアンティークの格子戸にしてみてはいかがでしょう。アンティークの色合いが落ち着きを残しつつ、格子の "吹き抜け" が圧迫感を軽減してくれます。

腰板の広めに入ったものを選ぶと、重量感と安定感が出て、他の大きめな家具とのバランスも取れます。また、同一色で統一された落ち着いた雰囲気の部屋に、腰板の木目模様が控えめなアクセントを添え、日本建具らしい和の風情も加えてくれます。

スタイリッシュさを取り入れつつ、和の雰囲気も残したい

北欧と和モダンリビング 和とモダンが溶け込んだスタイリッシュな部屋にも格子戸は意外とよく合います。

和風にしすぎたくないんだけど...という方へのポイントは、たとえば北欧家具のようなシンプルでスタイリッシュなインテリアを選ぶこと。北欧家具のシンプルで直線的、かつ、機能的でありながら木の温もりもあるという特徴は、木を組んで作られた格子戸のベーシックで飽きのこないデザインとマッチします。

スタイリッシュな軽さに合わせて、吹き抜け部分がが広めに開いた格子戸を選べば、たくさんの光を取り込めて、シックだけど重すぎない、そんな空間が実現できますよ。

個性的なインテリアにも負けない、格子戸の存在感

和レトロな建具のコーディネート 味のあるアンティーク家具が並ぶ部屋の中でも、格子戸は自分の存在感を消すこともなく、かといって部屋全体の統一感を崩すこともありません。

アンティーク家具は、1点1点の個性が売り。それぞれの個性を活かしながら、同じ部屋の中に洋風のダイニングテーブルと純和風の時代箪笥を調和させて、和洋折衷の空間をつくり出すというのは、アンティーク家具を取り入れたインテリアコーディネートの常套手段。

そんな和洋折衷のインテリアをうまく組み合わせたおしゃれな空間を作りだせるアンティーク上級者には、ぜひデザインに富んだ格子戸にチャレンジしてほしいところ。シンプルなだけの扉よりも、一段と面白さが増すのではないでしょうか。

縦横の木を組んだデザインの格子戸は、主張しすぎることなく、けれども他の個性的な家具にも負けることなく、部屋全体にうまく溶け込んでくれますね。

レトロガラスも楽しむ。大正ロマンな格子戸の楽しみ

大正ロマンの建具実例 吹き抜けているのが格子戸の特徴ではありますが、広くはガラスなどが組み込まれたものも格子戸と呼ばれます。

格子のデザインと合わせて、組み込まれたガラスのデザインに注目してみるのもアンティーク格子戸のコーディネートを楽しむ1つのポイントです。

すりガラスやダイヤガラス、モールガラスなど、明治や大正以降に日本国内で製造されるようになったレトロガラスが組み込まれたガラス格子戸は、そのデザインを細部まで楽しむことができます。クリアガラスとはまた違うレトロな "模様ガラス" は、模様を楽しむだけでなく、気になる視線を遮ってくれたり、直射日光を和らげてくれたりもします。また、大正ロマンの時代らしく、格子のデザインにも洋風のテイストが入ってハイカラです。

朝・昼・夕と変わる日差しによって、格子の落とす装飾的な影やガラスを通り抜ける光の変化を楽しむこともアンティーク格子戸の醍醐味。それに合わせたインテリアコーディネートを考えることもまたアンティーク格子戸を深く味わうコツですね。

最後に

さまざまなデザインの格子戸は、主張しすぎず、それでも存在感は残しつつ、どんなスタイルとの相性も抜群。格子模様や組み込みガラスのデザインが、基本的なスタイルに "遊び" を入れて一歩先を行く素敵な空間づくりを実現してくれるのですね。

まずは気に入ったデザインの格子戸を見つけるところから。お気に入りの格子戸で、格子戸デビューしてみませんか。

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筆者のご紹介

赤津ちひろ

これまで全く異なる業界で働いてきたが、数年前からものづくりの素晴らしさに魅了され、思い切って転職、入社。職人たちの技術や工夫、気の利いた遊びにはいつも感心するばかり。壊れないように、使いやすいように、飽きないように…人びとの暮らしにあわせて丁寧につくられた家具、雑貨、日用品などすべての「もの」たちを、魅力いっぱいにご紹介していきます!

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