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ANTIQUEFURNITURE RAFUJU STUDIO MAGAZINE

アンティークで検証!木製アーム付きソファの使いやすさと付き合い方

アームソファ、アームレスソファ、コーナーソファ...ここからまたさらに細かく分かれているソファの形は、今では本当に多様化しています。

ソファの形の選びは、配置場所や座り心地を重要視して決められる事が多いですが、もちろん見た目だって捨てがたいところ。立ち姿がかっこいいアームソファを取り入れたくても、「寝ころぶ時にアームが邪魔そう」なんて思ったりしませんか?

でも上手な付き合い方知れば、アームソファを選ぶのもそんなに抵抗が無くなるかもしれませんよ。

今回は、その使いやすさをアンティークソファで検証!レトロソファの定番である木製のアームソファを見ながら、特徴をご紹介していきます。

木製アームのメリットとは?

日本のミッドセンチュリーソファ まずは単純に、アームが付いていることのメリットを挙げてみましょう。
  • ひじ掛けがあることで寄り掛かることができる
  • アームを背もたれ代わりにできる

本を読んだり、テレビを見たりしているとつい姿勢をくずしたくなってきますよね。そういった場面で、なんとなく邪魔者扱いしているアームが役に立ったりするんです。

アームまで布が張られたものは、柔らかく安定感があるのが大きなメリットですが、日常的に顔や頭をのせてしまうと当たり前ですが汚れたり色褪せたりします。

また、アームのボリュームによっては野暮ったさを感じさせることも。たとえば、床座用ソファとして使われることが多い「ローソファ」や、より寝ころぶことを重視した「ソファベッド」などは、インテリアとしての凛々しさはあまり無いように思えます。

それに比べ木製アームのものは、何より立ち姿がスッキリしています。また、ひじ掛けや脚部分でデザイン的な遊びを持たせつつも、フローリングにちゃんと馴染みやすいところが魅力です。

くつろぎを大事にしつつも、リビングの主役のインテリアであることを忘れないでくださいね。

昭和時代のソファに見られた和製ソファのアームの形

では次に、昭和時代によく見られた、日本のソファの定番をご紹介します。当時ならではのレトロ感がただよう、2種類をピックアップしました。

Uの字カーブを描いた曲げ木タイプ

曲げ木のアンティークソファ ひらがなで「つ」の字を描いたようにも見えるアームソファ。

秋田木工や天童木工がお好きな方はよくご存知かもしれませんが、このアームには「曲げ木」の技術が使われています。

椅子文化が根付いてきたヨーロッパから、床でくつろぐことが主流だった日本に曲げ木が伝わったものの、その歴史はまだまだ浅いです。欧米のデザインを意識しつつも、昭和時代のソファには今のように洗練されていませんが、いい意味でレトロで可愛らしさが残っています。

ただ、勉強熱心で鍛錬を繰り返す日本人。椅子の歴史は浅くても技術の習得は早く、今ではクオリティ高い国産家具を生み出すブランドも出てきました。

このような、和製ミッドセンチュリーを思わせるアームソファは、レトロ感で馴染みつつも、コーディネートでさりげなく主張してくれますよ。

側面がKの字のように見えるストレートタイプ

昭和レトロなソファ ひじ掛けの下に2本脚が伸びるこのタイプ。現代物で言えば、カリモクのKチェアのフォルムによく似ていますよね。

シルエットは今でも定番タイプですが、細部の加工によっても大分印象が違います。このように細部の加工が丸みを帯びているものは、昭和でもそれほど年代の古いものでは無さそうです。

コーディネートに自信が無い方や、シンプルなものを探している方には入りやすいタイプではないでしょうか。また、ねじが外側にあるタイプなら分解も簡単で、座面の張り替えもしやすいですよ。

アンティークのソファでも、当時のデザインを活かしつつ現代でもちゃんと実用的で使いやすいようにリメイク・リペアが施されているものも多いので、いろいろ吟味してみてくださいね。

木製アームで上手にくつろぐには?

アームソファのメリット おしゃれで取り入れやすそうでも、寝転んだり姿勢をくずすのにはやっぱり不便そう...と、不安が解消されない方は、クッションに頼りましょう。ある程度厚みのあるものや、もしくは低反発のクッションを使えば、アームが体に食い込む心配もありません。

ただ、2人掛けのソファは寝ころぶには、体を半分起こした状態でくつろぐか、膝を折って横になることになるので、体の大きさによっては窮屈に感じる場合もあるかもしれません。

先ほども少しお話しした通り、最近ではソファベッドといった快適に寝ころべる大型のソファもありますが、そもそもソファはベッドのようにしっかり睡眠を取るものではありません。リラックス感も、「ほどほどの塩梅で」を心がけましょう。

最後に

見た目は木製アームがおしゃれでも、なんとなくくつろぐ際に不安があった方も、きっと多いはず。単純ですが、クッションに頼るだけで、ソファでのリラックス時間と上手に付き合うことができますよ。

くつろぎとおしゃれは表裏一体でもあります。何を一番に取るかは、あなた次第ですよ。

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筆者のご紹介

茶園みずき

様々な人との出会いに刺激を受け、専門学校卒業後にデザイン事務所へ。グラフィックデザインに限らず、イベント企画など、人と人がつながる場づくりにも精を出す。仕事をしていく中で、ものづくりについてもっと深く知りたいと思うようになり入社。家具の向こうに見えてくる、インテリアのコーディネートをお届けできればと思います。

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