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ANTIQUEFURNITURE RAFUJU STUDIO MAGAZINE

北欧好きにも人気!可愛いイギリスビンテージ食器の定番ブランド

ビンテージ食器と聞いて真っ先に想像するのは、やはりここ最近人気の北欧の陶器でしょうか。でも実は北欧諸国のおとなりイギリスも、ビンテージ食器のコレクターには定番の地なんです。

ただイギリスというと、アンティーク家具にも優雅なものが多いことから、王室御用達のような高級色が強いように思えますが、調べてみるとカジュアルでおしゃれな陶器もいっぱいあるんですよ。

そんな今回は、まさに普段使いが似合う、可愛いイギリスビンテージ食器の定番ブランドをご紹介!朝食、ティータイムなど、日々の暮らしでの使用シーンを想像してみましょう。

北欧を意識したデザインが人気のHORNSEA

HORNSEA(ホーンジー)社は、イギリス北部のヨークシャー州のホーンジーに所在し、テーブルウェア全般を製造してきた陶器メーカーです。その装飾性と普段使いにも耐える丈夫な品質から、ホテルのビュッフェやカフェから一般家庭まで、幅広く普及してきました。

1949年設立後、2000年に幕をおろしましたが、北欧を意識したデザインで現在でも人気であり続けるブランドです。

サフランの花をモチーフにしたSaffronシリーズ

HORNSEA サフラン その名の通り、サフランの花をモチーフにしたパターンが特徴のSAFFRONシリーズ。

正円を組み合わせて作った花模様は、可愛らしくも甘すぎず、幅広いスタイルに合わせやすいのが魅力です。色の濃淡や、凹凸のある表面に流した釉薬が、ホーンジーらしい種類ですね。ツヤのあるキャメルカラーで、木製家具にも浮くことなく馴染みますよ。

曲線的なデザインのBronteシリーズ

HORNSEA ブロンテ 小説家であるシャーロット・ブロンテが街を訪れたことから名付けられたBronteシリーズ。先ほどのSaffron、そして今回はご紹介していませんがHeirloom(エアルーム)と並び、ホーンジーの定番ラインとなっています。小花のようなやわらかな曲線模様は、どこかモダンな雰囲気も感じさせ、北欧の器にも共通するところがありますよね。

飴釉地にのせられた模様部分の美しいグリーンは、銅を酸化させたて作り出したそうです。色と模様の組み合わせのおかげか、和食器とも相性良く使うことができます。このように背の高いコーヒーポットは、花瓶のように使えばおしゃれなインテリアに早変わりです。

多彩なデザインが光るMIDWINTER

イギリスのミッドセンチュリーを語る上では欠かせない、スタッフォードシャーにあるストーク=オン=トレントが拠点のブランド、MIDWINTER(ミッドウィンター)。

1910年に設立以降、MIDWINTERの歴史で挙げられることが多いのが、50年代に作られたモダンで自由な作品たち。形にとらわれない斬新なデザインのものがたくさん生まれた、"最盛期"とも言える年代でした。日本にも出店のある「ザ・コンランショップ」は、ミッドウィンターのデザイナーであるテレンス・コンランのセレクトしたものが並ぶお店なんですよ。

1970年にWEDGWOOD(ウェッジウッド)社に吸収後もブランドは残り続けましたが、1987年にミッドウィンター製品の製造は終了しました。

MIDWINTERの中でも人気のSIENNAシリーズ

MIDWINTER SIENNA ミッドウィンターを代表するデザイナーであるジェシー・テイトが手掛けたSIENNA(シエナ)シリーズ。やさしいストライプカラーに手書きのような黒い線がのせられた、シンプルでも目を引く作品です。

ミッドウィンターの中でも後期に見られたモダンで落ち着いたデザインで、ミッドウィンターの中でも特に人気のあるシリーズです。テーブルコーディネートの仕方によって、ナチュラルにもスタイリッシュにも表情を変える柔軟さも魅力ですよ。

植物柄が印象的なCOUNTRY SIDEシリーズ

MIDWINTER COUNTRY SIDE イギリスのカントリーサイドをイメージした、COUNTRY SIDEシリーズ。

はっきりとした線で描かれた模様に、オレンジのアクセントが印象的なこの作品。1960年代に植物柄の食器を主にデザインしてきた、ジョン・ラッセルが手掛けたものです。コレクターの方はご存知かもしれませんが、これからご紹介するJ&G Meakin社に1968年に吸収されたので、ミーキン社からも同じデザインのものが販売されています。

絵柄が可愛らしいので、食卓で使わない時でも見せて置きたくなりますね。木製のレトロなアンティーク家具とも相性はぴったりですよ。

700種近くのデザインがあるJ&G Meakin

1850年にJames Meakinによって設立されたJ&G Meakin(ジェイ・アンド・ジー・ミーキン)。ミーキン氏が1852年に他界してしまい、以降は息子2人で継承していきます。

モダンなパターン的なものやレトロな絵柄のものまで、幅広いデザインのものを生み出し続けました。その数はなんと700種近くあるとの事。ミーキンはイギリス国内だけでなく、アメリカやオーストラリアにも輸出をしていたそうです。

1970年にミッドウィンターと共にWEDGWOOD社に吸収されますが、2000年にミーキン社としての製品は製造を終了しました。

大胆なパターンが目を引くINCAシリーズ

J&G Meakin INCA 側面に描かれた大胆な絵柄が目を引くINCA(インカ)シリーズ。

実は先ほどミッドウィンターの代表的なデザイナーとしてご紹介した、ジェシー・テイトがデザインしたものです。インカという名前の通り、中心の絵柄がインカ帝国の太陽神にも少し似ている気がしますが、よく見てみると線が不揃いで、さりげない繊細さについ惹かれてしまいます。

コーヒーがよく似合うINCAは、ミッドセンチュリーなインテリアにも相性が良いことから、ミーキンの中でも男性にも取り入れやすいシリーズではないでしょうか。

最後に

普段使いに適した、イギリスの定番ビンテージ食器を本日はご紹介しました。どれも現在は製造されていないので、ビンテージでしか手に入れることのできない貴重なものです。

個性溢れるデザインですが、テーブルコーディネートに合わせやすそうなものばかり。これをきっかけにイギリスビンテージ食器にハマってみてはいかがでしょうか。

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筆者のご紹介

茶園みずき

様々な人との出会いに刺激を受け、専門学校卒業後にデザイン事務所へ。グラフィックデザインに限らず、イベント企画など、人と人がつながる場づくりにも精を出す。仕事をしていく中で、ものづくりについてもっと深く知りたいと思うようになり入社。家具の向こうに見えてくる、インテリアのコーディネートをお届けできればと思います。

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