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ANTIQUEFURNITURE RAFUJU STUDIO MAGAZINE

アンティークパーテーションで開放感とプライバシーのある空間作り

最近ではすっかり主流になった、キッチン・ダイニング・リビングが共存した広い空間を持つ住宅。開放感が気持ちいいだけでなく、料理をしながらお子さんの様子を気に掛けられたりと、家族の距離を近づける役割もしているようです。

それでもなんとなく各お部屋を定義したりするために、間仕切りを取り入れている方も多いと思います。たとえば収納と、生活感あふれるキッチンの目隠しも兼ねてくれるキッチンカウンターも間仕切り家具のひとつですよね。

今回はそんな間仕切り家具の代表、アンティークパーテーションについてお話ししていきます。世界中で活躍するパーテーションの意外なルーツやその便利な役割について、じっくり学んじゃいますよ。

衝立・屏風=和製アンティークパーテーション

アンティークのシンプルな屏風 みなさんは『パーテーション』と言われて、どんな姿を思い浮かべますか?板や布張りの板がまっすぐに立っている姿?それともパタンパタンと折り畳める数枚の板がジグザグに立っている姿?

どちらもパーテーションには違いありませんが、前者は日本語で言う『衝立(ついたて)』、後者は『屏風(びょうぶ)』のことですね。そう、きらびやかな純和風のイメージのある屏風も、実は立派な『アンティークパーテーション』に他ならないんです。

どちらも空間を間仕切る家具には違いありませんが、常にフルサイズで使用する『衝立』。それに対して、必要に応じて開閉度を調整でき、折りたためて収納も簡単な『屏風』。使い勝手はすこし変わってきますね。

アンティークパーテーションのルーツと役割

アンティークパーテーション 実はパーテーションは、お家の中に入ってくるすきま風の「風除け」のためにもともと中国で生まれました。その後高貴な人の姿を隠したり、着替えや寝姿を見せないように、目隠しとして使われ広まっていきました。

空間を完全に区切らずにある程度のプライバシーが持てる。オープンスペースと壁のちょうど真ん中を取った、現代のお家に理想的なアイディアと言えますね。そしてパーテーションが立っているだけで、「その向こう側は別の"部屋"」と言う意識的な空間の切り替えも行えます。

パーテーションを隔ててインテリアの切り替え

アンティークの衝立 パーテーションを隔てたべつべつの"お部屋"。意識だけでなく、インテリアも切り替えが可能ですよ。

モダンな空間の隣り、パーテーションの向こう側は畳を敷いた和室にしたり。メンズライクなリビングダイニングの片隅に、フレンチナチュラル好きなママのアトリエをパーテーションを利用して設けたり。ひとつのスペースでもさまざまなインテリアが楽しめるのも、パーテーションのいいところですね。

ただこの時注意したいのが、パーテーションのスタイル。あっち側ではいいのにこっち側では浮いてる...なんてことのないように、どちらの"お部屋"にもなじみやすいものを選ぶことが鉄則です。

最後に

開放感はそのままで、広い空間を区切ったりプライバシーが持てるようにするパーテーション、いかがでしたか?アンティークドアやガラス戸などをパーテーション代わりに使っている人も多いですし、そんなアンティーク建具を組み合わせて、オリジナルのパーテーションを作るのも比較的簡単です。

今度機会があればそんなお話しもしてみようと思っていますので、お楽しみに。

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筆者のご紹介

関口明恵

カナダのアートスクールでテキスタイルを学び、バンクーバーにて某北欧テキスタイルブランドに3年ほど勤務。細胞レベルで大好きな古今東西の布に加え、オーガニック、フェアトレード、thrift shopping、そして今度は家具と興味の対象は尽きない。日本で更に高まる好奇心を武器に、皆さんの興味をそそるような情報を発信していきます!

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