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アンティークソファ / イギリス

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「英国の歴史は家具の歴史」とも評されるぐらい、イギリスという国はその長い歴史を、多様な家具の様式と共に歩んできました。クイーンアン様式、ヴィクトリア様式などは現在でも特に人気が高いため、目にした、あるいは名前だけでも聞いたことがある、という方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。ヴィクトリア時代に流行したチェスターフィールドは、あまりにも有名ですね。
イギリスのアンティークソファは、そのデザイン性もさることながら、マホガニーやウォールナットといった高級な材を贅沢に使用して作られているため、非常に丈夫なのも魅力の一つです。長く付き合っていける相棒のようなアンティークソファをお探しなら、まさにぴったりと言えます。
ラフジュ工房でも、イギリスのアンティークソファを豊富にラインナップしています。英国のクラシカルな雰囲気をご自宅や店舗に取り入れたい方は、ぜひチェックしてみてください。また、ソファと合わせて使いたい、イギリスのアンティークテーブルなども取り揃えていますので、より英国アンティークの世界を楽しみたい!という方は、家具を揃えてみるのもおすすめですよ。

英国アンティークソファについてもっと知りたい方はこちら

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アンティークソファ / イギリス

 

 

 

 

 

伝統と歴史の国。英国のアンティークソファで物思いにふける

イギリスは、とかく伝統を重んじる国です。家具においてもそれは例外ではなく、親から子、さらには孫の代まで、何世代にもわたって大切に使われるそう。そうした文化的な背景のおかげもあってか、イギリスには今もなお、たくさんのアンティークソファが残っています。アンティークソファは美しく、ただ眺めているだけでも楽しいものですが、そのソファがいつの時代に・どんな様式で作られたものなのかが分かったら、きっともっと愛着がわくはず。
ということでここでは、イギリスの代表的なデザイン様式を年代別にご紹介したいと思います。アンティークソファには、脚や背もたれなど、当時の家具のトレンドが随所に散りばめられています。お気に入りのアンティークソファにゆったりと体をあずけながら、そのソファが作られた時代に思いを馳せてみるのも一興ですよ。

年代別。時代と共に変化したデザイン様式を紹介


チューダー様式 1485~1603年頃

さて、英国の家具の歴史において、原点となるのがチューダー様式です。チューダー様式は15世紀末~16世紀半ば頃、ヘンリー7世が国を治めていた時代に広まりました。特徴としては、浅浮き彫り(ローレリーフ)と呼ばれる彫刻が施されている点。浅浮き彫りのデザインは、ポインテッドアーチ(=先が尖ったアーチのデザイン)や、チューダー家の紋章であるバラの花をかたどったチューダーローズなどが有名ですね。
ただ、当時は戦乱のさなか。人々の暮らしぶりも、1ヶ所にとどまらず居所を転々とすることが多かったため、庶民の家にはさほど家具は置かれていませんでした。また、ソファ(長椅子)がヨーロッパで作られ始めるのは1600年代初期の頃の話。この時代はもっぱら、腰掛けるためのアイテムとしてベンチが使われていたそうです。

エリザベス様式 1558〜1603年頃

1558年に入ると、女王エリザベス1世が即位。女王の統治によって、人々の生活は次第に安定していきます。富裕層に雇われていた使用人たちも、自らの家をもてるようになりました。そんな暮らしの変化に影響されるように、国内の家具産業も徐々に発展していきます。
当時の流行りは、メロンバルブと呼ばれる膨らみが特徴的な脚のデザイン。植物の球根(bulbous)に似ていることから、バルボスレッグ・ブルボーズレッグなどとも呼ばれていますね。チェアやソファ、テーブルの脚だけではなく、ベッドや食器棚の柱なんかにも使われており、人気のあるデザインだったことが伺えます。現在でも、イギリスアンティークの代表的なデザインの一つとして愛されています。

ジャコビアン様式 1603〜1625年

エリザベス1世の後、即位したのはジェームズ1世でした。イギリスではこの時期の様式を、ジェームズ1世の名にちなんでジャコビアン様式と呼びます。(「ジェームズ」をヘブライ語読みすると「ヤコブ(Jacob)」。そこからとって「ジャコビアン」なんですね。)
ジャコビアン様式と言えば挽き物加工。ボビンターニングやツイストレッグに代表されるような、新たなデザインがムーブメントを巻き起こします。驚くべきはその製作方法で、当時はまだ機械などなかった時代ですから、こういった挽き物加工を施すのも全て職人の手作業でした。一つ一つ、ろくろを回しながら木を削って作られた挽き物は、手仕事とは思えないほど精巧です。家具職人たちの技術の向上により、装飾は一層華やかになっていきました。
ちなみに広義の意味では、後継のチャールズ1世期(1625~1649年頃)や、王政復古後のチャールズ2世期(1660~1685年頃)、ジェームズ2世期(1685~1689年頃)も含まれ、特に後者はカロリアン様式と呼ばれています。フランスやオランダ、スペイン、さらにシノワズリの影響を受けたカロリアン様式は、花模様の寄木細工、ベルベットの張り地などで装飾され、彫刻や金箔が施されているのが特徴です。

ウィリアム&メリー様式 1690〜1730年

その後、チャールズ2世の姪であるメアリー2世と、その夫ウィリアム3世の共同統治時代がやってくると、また新たなデザイン様式が誕生します。オランダ出身のウィリアム3世が、母国オランダの優れた家具職人をイギリスへ呼び寄せたことから、オランダの影響を色濃く受けた家具=芸術的な要素の強い家具が作られるようになったのです。さらにこの時代、寄木細工や象嵌細工などのより手の込んだ技術もイギリスに伝わったため、デザインの幅は大きく広がっていきました。

クイーンアン様式 1702〜1760年

メアリー2世の妹であるアン女王が即位し、イギリス国内の経済が右肩上がりに成長していくにつれ、国民の生活レベルは向上。それに合わせて、中級家具が量産され始めるようになります。この時期の特徴としては、曲線的なフォルムやカブリオールレッグ(いわゆる猫脚に代表される、さまざまな動物の脚の形をモチーフにしたデザイン)、クッション性のある座面、パッド入りの脚部などがあげられます。なんと言っても、ソファやチェアの座面にクッションが入るようになったのは画期的でした。
また、有名なクイーンアンチェアに見られる特徴的な背もたれの形は、腰椎の自然なカーブを支えるように滑らかな曲線を描いており、見た目の美しさもさることながら座り心地も良く、大変な人気を集めました。上品で優雅なフォルムが特徴的なクイーンアン様式は、現在でも根強い人気を誇ります。

ジョージアン様式 1714〜1830年

やがてイギリスでは、数多くのデザイナーたちが活躍する時代がやってきます。イギリス家具史上、最も有名なジョージアン期が幕を開けました。ジョージ1世から4世まで続く時代のデザイン様式は、まとめてジョージアン様式と呼ばれますが、特に偉大な功績を残した3人のデザイナーの名を冠して、チッペンデール様式・ヘップルホワイト様式・シェラトン様式と呼ばれることもあります。
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■トーマス・チッペンデール:
チッペンデールのデザインは、カブリオールレッグを取り入れるなど、クイーン・アン様式の流れを汲んでいるのが特徴です。またそれ以外にも、垂直な脚と背もたれにゴシックアーチを施したゴシック風、背もたれにリボンが施されたロココ風、背もたれが真っ直ぐで竹を彷彿とさせるデザインの中国風など、異なる様式をうまくまとめた個性豊かなデザインを次々と生み出し、時代の流れを牽引しました。
■ジョージ・ヘップルホワイト:
チッペンデールに続いて登場したヘップルホワイトは、イタリアのポンペイ遺跡の発掘に影響を受け、古典的な作品を数多く発表しています。彼のデザインの特徴と言えば、盾形やハート型の背もたれ装飾と、先に向かって細くなるテーパードレッグ。また、彫刻のモチーフには麦の穂・シダの葉・スイカズラ・花飾りなどが好んで使われたほか、象嵌細工もよく取り入れていたようです。この頃になると、家具のデザインは実用性と生産性が重視されるようになり、より単純化されたデザインが主流になりました。
■トーマス・シェラトン:
続くシェラトンは、直線を取り入れた軽快なフォルムを得意としました。チッペンデールやヘップルホワイトら、自国の先人たちの影響を受けつつも、フランスのルイ16世様式からも刺激を受けた彼のデザインは、シンプルさの中にも品位を感じさせ、洗練された雰囲気が漂っています。
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ちなみに彼らは、3人ともデザイン教本を出版していることでも知られています。こうした教本があったおかげで、この時代のイギリスにおける家具作りのハウツーがヨーロッパ全土、さらには遠くアメリカにまで伝わったのでした。

リージェンシー様式 1762〜1830年

19世紀に入ると、ヨーロッパではエジプト趣味が人気を博し、擬古調(アンピール様式)が主流になりました。イギリスでも、古代エジプトやギリシアの装飾様式を取り入れた新たなデザイン=リージェンシー様式が生まれます。その最大の特徴は、古代ローマやギリシャ、エジプトのモチーフが多く使用されていること。スフィンクスやライオン、翼のモチーフ、神殿のイメージなど、上手く家具に取り入れました。また、ゴールドの真鍮や大理石、布地にも金彩を使用するなど、全体的に華やかで豪華な印象が強いスタイルです。

ヴィクトリア様式 1830〜1900年

その後、1837年にヴィクトリア女王が即位し、イギリスでは産業革命の時代を迎えます。蒸気機関の発明で機械による大量生産が可能になったこと、さらに、家具製作に多種多様な素材が使われるようになったことなどもあり、さまざまなデザインが混在した自由なスタイルが出来上がっていきました。ヴィクトリア様式は、それまでに流行した全てのデザイン様式の良いとこ取り、とも言えるかもしれませんね。
蒸気の圧力で木を曲げる曲木の技術が誕生したり、チェスターフィールドのように、スプリングを入れて詰め物をしたチェアやソファが作られたのも、この時代のことです。

時代が変われば素材も変わる。使用された木材の種類は主に3つ

時代と共に変化していったのは、様式=デザインだけではありません。実は、使われる木材にもトレンドがあったんです。イギリスでは主に、オーク材・ウォールナット材・マホガニー材の3種類の木材が使用されました。

  • オーク材

    くっきりとした木目と、重厚な雰囲気を漂わせる質感が特徴的なオーク材は、17世紀頃まで最もよく使われていた木材です。古くからヨーロッパに多く自生しており、手に入れるのが比較的簡単だったオークは、それに加えて強度面にも優れていました。そのため、古代ギリシア・ローマの時代から、家具の材料として重宝されていたのだそう。マホガニー材が登場するまで、イギリスをはじめヨーロッパ各地でしばしば家具の素材として使われていました。

  • ウォールナット材

    オーク材に続いて人気を博したのが、ウォールナット材。ウォールナット材はキメが細かく、温かみの感じられる木肌が特徴です。また、木目に締まりがあることからゆがみや収縮が少なく、頑丈な家具作りに向いているという一面も。17世紀頃から発展した、家具の表面をくり抜き金属や象嵌などを埋め込むインレイという細工も、オーク材ほど硬くないウォールナット材だからこそ、柔軟に対応できました。こうした新技術への対応力の高さも相まって、ウォールナット材は絶大な人気を誇ったのでした。しかしその後、大寒波によってヨーロッパ中のウォールナット材が激減し、時代は次の木材へと移行していくことになります。

  • マホガニー材

    18世紀に入り、ウォールナット材に取って代わったのがマホガニー材でした。イギリスではウォールナット材が激減した後、1721年に木材の輸入税が撤廃となりました。そしてそれを皮切りに、西インド諸島や北米などの植民地から、大量にマホガニー材を輸入するようになったのです。マホガニー材は、やや赤みを帯びた色合いと光沢のある木肌が特徴で、「赤い黄金」と称されることもある高級木材。木目が締まっているにもかかわらず軽量で、材質はやわらかく、加工しやすい性質があるマホガニー材の登場で、先の2種類の木材では表現することのできなかった、繊細な装飾や彫刻も可能となり、ここからデザインの幅は一気に広がりました。

英国アンティークソファをご自宅に!インテリアコーディネート実例

それでは最後に、イギリスのアンティークソファを使ったおしゃれなインテリア実例をご紹介して終わりたいと思います。「アンティークソファがほしいけれど、どんな風にコーディネートしたら良いのか分からない」とお悩みの方は、ぜひお部屋づくりの参考にしてみてくださいね。

  • エレガントなリビングで、チェスターフィールドに身を委ねる優雅な時間

    このお部屋で使用したのは、アンティークグリーンのチェスターフィールド。深みのある色合いが、壁際に置かれたシックなブラックペイントの飾り棚と調和し、大人な雰囲気を醸し出しています。ソファに合わせるテーブルは、あえてサイドテーブルにしてみました。どちらのテーブルもシンプルで品のあるデザインで、存在感のあるチェスターフィールドと飾り棚を上手に引き立てていますね。

    インテリア例の詳細はこちら

  • イギリスアンティークの気品漂う、ワークスペース兼リビング

    下部のフリンジと、背もたれなどに施されたボタン留めが印象的なラウンジソファ。高級感がありながらも、肘掛けの丸いフォルムが愛らしく、明るい色味と相まって柔らかな印象を与えてくれます。テーブルにしたのは、なんとアンティークのトランク。インテリアとしての見栄えはもちろん、上にガラス天板を載せることで実用性もクリア。ちょっとパソコンを広げて作業したいときや、ティータイムにも大活躍してくれますよ。ワークスペースとは別にソファ+テーブルを設えることで、オンオフをうまく切り替えられそう。

    インテリア例の詳細はこちら

  • ナチュラルなイギリスアンティーク家具で、省スペースなリビング書斎

    こちらの例では、爽やかなカラーが好印象のイギリスアンティークソファと、同じくイギリス生まれの家具ブランド、アーコールのアイテムを合わせてみました。明るい木色と洗練されたデザインが相性抜群で、狭い空間でもごちゃつかず、スッキリとまとまって見えます。みずみずしいグリーンも、ナチュラルな雰囲気によく馴染んでいますね。

    インテリア例の詳細はこちら

長い長い歴史と共に移り変わってきた、英国のデザイン様式。なんとなくでも、各様式の特徴が掴めたでしょうか。イギリスアンティークはアンティーク市場でも大変人気が高いため、取り扱っているショップも多くあります。アンティークショップめぐりの際は、ぜひこの記事を思い出しながら品定めしてみてください。今まで気付かなかった、新しい発見があるかもしれませんよ。




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