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憧れのアーコールロッキングチェア!アンティークの人気デザイン6選

北欧風のおしゃれなインテリアには欠かせないアーコールチェア。中でも特別な一脚として、ロッキングチェアをお探しの方もいらっしゃるのでは。
アーコールのロッキングチェアは年代ごとに様々なデザインが作られていましたが、どれも今となっては希少なものです。普通のチェアと比べると出会える確率は低いので、好みのものに出会えたらチャンス!即ゲットがおすすめですよ。
というわけで今回は、アーコールロッキングチェアの人気のデザインを6種類ご紹介します。ぜひお買い物の際の参考にしてみてください。

アーコールロッキングチェアの人気デザイン6選

それでは早速、アーコールのロッキングチェアの中でも人気の6つのデザインをご紹介しましょう。
デザインごとに参考サイズを記載していますが、アーコールのロッキングチェアは物によってサイズが若干異なることもあります。あくまでも目安としてご参考ください。

クエーカーロッキングチェア

アーコール クエーカーチェア

アーコールチェアの中でもロングセラーモデル、クエーカーチェアのロッキングタイプです。

クエーカーチェアといえば、他では見られないほどのシャープな背もたれが特徴的。当時としては画期的であった、スチームで木材を湾曲させる「曲げ木」の技術によって、このような潔いカーブが実現されました。

クエーカーロッキングチェアは、2002年から長らく廃盤となっていたモデルです。しかし2011年、国内の老舗家具メーカー・ダニエルとのコラボレーションというかたちで復刻版が販売され、再び注目が集まりました。

復刻品とヴィンテージ品の見分け方は色々ありますが、その一つが背もたれのスポークの数。6本タイプのものは復刻品で、5本タイプはヴィンテージになります。実はこのスポークの本数の違い、同じく曲木をいかしたデザインのフープバックチェアにも見られる特徴なんです。ちょっとした違いですが、そんなところにも注目して見るとよりアーコールチェアの世界を楽しめそうですね。

■クエーカーロッキングチェアの参考サイズ

高さ:845mm
幅:620mm
奥行き:700mm

ゴールドスミスロッキングチェア

20世紀後半に人気を博した、ゴールドスミスチェアのロッキングタイプです。こちらは1950年代~1980年代まで製造されていました。

デザインの原型とされているのは、18世紀の小説家兼劇作家のオリバー・ゴールドスミスが所有していたと言われる、その名も「ゴールドスミスチェア」。アーコールでも、その名前をそのままもらっているようです。

しかしながらデザインは、アーコールらしいシンプルかつモダンなものに一新されています。トップレールに向かってまっすぐに伸びていく背もたれが、堂々とした風格を感じさせてくれますね。

クエーカーチェアと同様に背もたれには高さがあり、首下までしっかりと支えてくれるため、全身をあずけてロッキングチェアの揺れを楽しむことができますよ。

ゴールドスミスチェアは既に廃盤、そして上述の通りロッキングチェアも現行のラインナップからは消えてしまったため、ヴィンテージでしか出会うことのできない貴重なモデルです。

■ゴールドスミスロッキングチェアの参考サイズ

高さ:850mm
幅:620mm
奥行き:700mm

フープバックロッキングチェア

フープバックチェア

ウィンザーチェアのデザインを素直に踏襲した、オーソドックスなデザインが特徴のフープバックロッキングチェア。

小ぶりなロッキングチェアをお求めなら、こちらのタイプがおすすめです。先にご紹介した2点も細身の作りですが、背もたれが高いとそれだけ存在感もあります。一方フープバックはというと、背もたれの高さは背中の中央くらいまで。小さめのお部屋に置いても圧迫感が少ないのが嬉しいですね。

さらにフープバックには、ロッキングチェアにしてはめずらしい肘掛けのないタイプもあるんです。(「アーコール」「ロッキングチェア」「アームレス」と言えば、授乳用に作られたナーシングチェアを思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれませんね。)
肘掛けの分だけ横幅が節約されるので、よりすっきり取り入れることができそうです。

ちなみに先ほど少しお話しましたが、フープバックタイプは背もたれのスポークの本数に違いがあります。4本、5本、6本の3種類があり、中でも5本タイプはなかなか出会えないレア品ですので、見つけたらチャンスですよ!

■フープバックロッキングチェアの参考サイズ

高さ:740mm
幅:600mm
奥行き:735mm

グランドファザーズロッキングチェア

ロッキングチェア アーコール

フープバックチェアとは対照的に、大きくゆったりとした作りが特徴的なグランドファザーズロッキングチェア。

他のアーコールロッキングチェアと比べて座面も低く、まさに名前の通りの貫禄があります。

扇形に大きく開いた背もたれは、身体全体をすっぽりと包んでくれ、大人の男性でも十分くつろぐことができますよ。重心が低くなっていることで安定感もあるため、安心して使用できるのもうれしいですね。

アーコール ウィンザーチェア

なお、グランドファザーズロッキングチェアと似たデザインで、サイズがひと回り小さいものもあります。正式名称はウィンザータブロッキングチェアと言いますが、グランドファザーズにならって「グランドマザーズロッキングチェア」と呼ばれることも。

画像はロッキングタイプではありませんが、イメージとしては、これにロッキングチェアのソリをつけたものになります。大きさは、フープバックロッキングチェアとグランドファザーズロッキングチェアの中間くらいと考えておいて良いでしょう。

グランドファザーズでは少し大きすぎるな…という場合には、こちらのウィンザータブロッキングチェアも探してみてくださいね。

■グランドファザーズロッキングチェアの参考サイズ

高さ:935mm
幅:740mm
奥行き:800mm

■ウィンザータブロッキングチェアの参考サイズ

高さ:850mm
幅:680mm
奥行き:780mm

チェアメイカーズロッキングチェア

アーコール ロッキングチェア

もう1点、ゆったりとした作りのロッキングチェアをご紹介します。

イス職人が自分たちイス職人のために作った、と言われているチェアメイカーズチェアのロッキングバージョン。グランドファザーズよりも、座面と背もたれが少しだけ高い作りになっています。背もたれのカーブやスポークなど、全体的に線が細いデザインで、繊細さや上品さが感じられますね。

職人が自分のために作ったというだけあって、座り心地は抜群。ということで人気の高いモデルなのですが、作られた数が少なく出会えたらラッキーなお品でもあるんです。

これぞ!というこだわりの一脚を探している方は、ぜひこちらのチェアメイカーズロッキングチェアを探してみてはいかがでしょうか。

■チェアメイカーズロッキングチェアの参考サイズ

高さ:1035mm
幅:625mm
奥行き:750mm

カウホーンロッキングチェア(スモーカーズロッキングチェア)

カウホーンチェア

画像はロッキングタイプではありませんが、このように背もたれからアームにかけてのデザインが牛の角のように見えるカウホーンチェアのロッキングタイプも、チェアメイカーズと同様レアで人気の高いお品です。

カウホーンチェアは別名、「スモーカーズチェア」とも呼ばれていますね。

ロッキングタイプとなると、画像のものよりも背もたれは若干低く、腰をしっかりと支えてくれるようなイメージです。

また、画像では背もたれの中央に背板が入っていますが、ロッキングタイプはスポークのみのデザインがほとんど。スポークの数は、1950年代を中心に作られていた7本タイプと、1960年代以降に作られた9本タイプがあります。

7本タイプは、元々レアなカウホーンロッキングチェアの中でもさらにめずらしい、希少なお品です。出会えたタイミングで思い切って購入してみるのも良いかもしれませんね。

■カウホーンロッキングチェアの参考サイズ

高さ:660mm
幅:600mm
奥行き:700mm

アーコールチェアは、背もたれの彫りのデザインにも注目

アーコールチェアというと、背もたれの中央に透かし彫りが施されているものもよく目にしますよね。ご紹介してきた画像の中にもあったように、ロッキングチェアにもこのようなデザインは見られます。代表的な2つのデザインをご紹介しましょう。

シスルバック

アーコール チェア

こちらは、シスルバックと呼ばれるデザイン。

スコットランドの国花であるアザミの花(シスル)に似ているため、そのように呼ばれています。

ただ、「シスルバック」という呼び方はどうも日本独自のもののようで、本国イギリスではアザミの花ではなく、プリンス・オブ・ウェールズの羽根の紋章がモチーフになったと言われているのだそう。

なお、このレリーフは現行のアーコールチェアには採用されておらず、アンティークやビンテージでしか出会うことができない貴重なデザインです。主にアンティークのフープバック・グランドファザーズ・ウィンザータブタイプのロッキングチェアに施されているので、気になる方はこれらのロッキングチェアを探してみてくださいね。

スワンバック

スワンチェア

こちらは、優雅な白鳥の彫りが施されているデザイン。アーコールの代名詞ウィンザーチェアに由来する、ウィンザー城の湖畔に舞い降りる白鳥をイメージしているんだそうです。

このスワンバックの登場は、アーコールの歴史の中では比較的新しい1990年頃のこと。クエーカーチェアやチェアメイカーズチェアに施されていましたが、チェアメイカーズロッキングチェア自体の数が少ない上にスワンバックのデザインとなると、なかなか出会えるものではないと思っておいた方が良いでしょう。

一方、クエーカーロッキングチェアなら先ほどご紹介した2011年の復刻版もあるので、アンティークにこだわらないのであればそちらをチェックしてみても良いかもしれませんね。

最後に

アーコールロッキングチェアの中でも、とくに人気のあるデザインをご紹介しました。お好みのデザインは見つかりましたか?
冒頭でもお伝えしたようにロッキングは比較的珍しいタイプです。ぜひ欲しいデザインとタイミングを見極めて、長く愛用していけるアーコールロッキングチェアを見つけてくださいね。

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