「リビングダイニングが手狭だから、ダイニングテーブルを置くスペースも限られちゃう。」
「今はふたりだけどゆくゆくは家族も増えるだろうし…。」
「ホームパーティが好きだから、大きめのダイニングテーブルがあると便利だなぁ。」
好みのインテリアに合ったデザインやスタイルはもちろん、大きさや使い勝手などダイニングテーブル選びは意外に大変です。普段は小さくて十分、でも必要なときや将来的には大きいのが必要!なんて贅沢な望みに聞こえますが、そんなわがままをかなえてくれるのがエクステンションテーブルです。
大きくなったり小さくなったりが便利な、アンティーク伸長式テーブルの魅力に今回は迫ってみましょう。
アンティーク・エクステンションテーブルは収納にも注目
北欧ヴィンテージ家具にもよく見られるエクステンションテーブル。よく見ると天板の真ん中あたりを縦断する直線があります。テーブルを両端から引っ張るとこの部分が大きく開き、ここに自在板を追加することでテーブルサイズを伸長させる設計になっています。
テーブル購入前にチェックしておきたいのが、追加用の自在板の収納方法。テーブルの下に収納しておけるタイプと、収納場所は持ち主さんまかせのタイプがあります。そういえば自在板どこにしまったっけ!?なんてことのないように、テーブルに収納できるタイプのほうが便利ですよ。
アンティークらしい特徴が光るドローリーフテーブル
天板がどっしり2枚重ねになっているようなデザインの、ドローリーフテーブル。テーブルを伸長させたい時は、天板下のリーフ(=自在板)を外側にドロー(=引き抜く)する設計が、名前の由来です。片方のリーフだけを広げて使うこともでき、使い勝手がいいのもうれしいですね。
もともと16世紀のイギリスでデザインされたテーブルなので、球根のような大きな丸いふくらみデザインやねじれのあるツイストレッグなど、「イギリスっぽい」脚のイギリスアンティークのものが多く出回っています。
それに対してフランスアンティークのものは、『パーケット』と呼ばれる寄木デザインの天板のものが多いので、そんなスタイルの違いにも着目してみてくださいね。
使い方いろいろのアンティーク・バタフライテーブル
バタフライテーブルはその名の通り、蝶の羽のように、天板の自在板を折りたたんだり広げたりするタイプのテーブルで、ドロップリーフテーブルとも呼ばれます。
デザインによってリーフのサイズはさまざまですが、大きなものだと折りたたんだ状態と開いた状態では4倍以上テーブルのサイズに違いがでます。女性ひとりでも簡単に自在板をセットできますし、片方の自在板だけを伸長させた使い方もおすすめ。
どちらのリーフも閉じた状態なら、壁際やソファの背面につけてコンソールテーブルとしての使い方もできるので、ダイニング使いだけにこだわる必要はありませんよ。
最後に
天板を追加したり、下に隠れたリーフを引き出したり、横に折れた自在板を持ち上げたり。アンティーク伸長式テーブルにもいろいろな種類がありますね。
普段はどのくらいの大きさで、いざとなったらどのくらい大きくなるテーブルがほしいのか、まずはそんなことを考えながら、柔軟性が魅力の伸長テーブル選びを始めてはいかがでしょうか。