アンティーク家具の中でも、店舗什器として使われていた家具は、大きなサイズで存在感があり、古いものならではの味がより際立っているものが多くあります。今回は、そんなアンティークの店舗什器を活用したスーツショップのコーディネートをご紹介します。
高級感のあるアンティークシャツケースが主役
インテリアの主役は、イギリスアンティークのシャツケース。1920年頃に作られたお品で、高級素材であるオーク材が使われています。きれいに磨き上げられた大きなガラス面が、清潔感のある明るい店内を演出しています。
引き出し1つ1つにシャツをディスプレイできる、高級感のあるデザイン。深みのある上品な木目がパリッとしたシャツを美しく引き立ててくれます。一目でどんなシャツがあるのかわかりやすく、見比べながら検討するにも便利です。
2台のアンティークハンガーラックが活躍
その他のシャツやジャケットの陳列には、アンティークのハンガーラックを使いました。こちらのシンプルなハンガーラックは、和製アンティークのもの。シャビーなアイアンの質感が味のある空間づくりに活躍しています。
もう一方のハンガーラックは、イギリスビンテージのもの。フック付きのデザインで、商品を正面向きに飾ることができるので、お店のアイキャッチとして活躍します。ポールやフック部分のシルバーとブラックのコントラストがおしゃれで、メンズライクな雰囲気を漂わせます。
小物のディスプレイにはアイアンラックやチェストを活用
ベルトや革小物はアイアンラックにディスプレイ。ハンガーラックと同じく、古材ならではのシャビーな雰囲気がかっこよく、革物との相性がぴったりです。
ネクタイは脚付きチェストに収納しました。引き出しが浅めなので、ネクタイをきれいに並べて収納でき、引き出しを開けてディスプレイするのもおすすめです。卓上にはテーブルライトやディスプレイボックスなどゴールド色の小物を置くことで、より上質な印象が漂います。
最後に
現代家具にはない「味」が最大限に引き出されたアンティークの店舗什器。大きなサイズ感と使い込まれた質感が、商品をより上品にディスプレイしてくれます。ぜひ、参考にしてみてください。