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チェスト・引き出し・ドロワー

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引き出し・チェスト / イギリス

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アンティーク家具は歴史の移ろいと共にその時代背景をたっぷりと含んできました。アンティーク文化が根強いイギリスには、そんな歴史の跡を感じるアンティークがたくさん現存していて、そこにロマンを感じる方も少なくないはず!
一見シンプルな外見ですが、収納家具の原点ともいえるチェストにも時代ごとの流行を汲み取った細かな技巧や、使われている木材の中にその歴史の一端を感じることができます。
インテリアを考えるうえで、ものを収納するチェスト・引き出し・ドロワーは部屋に欠かせないアイテムのひとつ。必ず部屋に置くものだからこそ、外観にはこだわりたいですよね。
ラフジュ工房ではクラシカルからエレガント、カントリーまで、あらゆる雰囲気に合わせたイギリスアンティークのチェストや引き出し、ドロワーを揃えているので、きっと理想のお部屋にぴったりの一品と出会えますよ。

英国アンティークチェスト・引き出し・ドロワーについてもっと知りたい方はこちら

3色の商品タイプのマークについて

引き出し・チェスト / イギリス

 

 

 

 

 

エレガントな装いで部屋を上品に魅せるイギリスのアンティークチェスト

大小さまざまに形を変え、洋服に小物、文房具と、あらゆるものを収納してくれるチェストや引き出し、ドロワー。お部屋をすっきりと見せるためには欠かせない、収納家具の定番アイテムですよね!

もしあなたが落ち着いた上品さでまとめた大人の部屋づくりを目指すのであれば、イギリスアンティークのチェストはまさにぴったりの雰囲気を持っています。ただ、商品をじっくり見定めていると「思ったよりいろんなデザインがあるな」と気が付く人も少なくないんじゃないでしょうか。

そんなちょっとした疑問を解決すべく、ここではイギリスのアンティークチェストが持つ特徴や、豊富なデザインを生み出した歴史的背景をご紹介していきます。アンティークならではの楽しみ方を知って、あなたの家具選びがもっと心躍るものになったら嬉しいです!

イギリスのアンティークチェストはここで選ぶ!デザインで注目したいポイント2つ

イギリスのアンティークチェストの注目ポイントは…

「脚のデザイン」と「フロントライン」!

アンティークチェスト・引き出し・ドロワーを選ぶときに、見るべきデザインは「脚」「フロント」の2つ!
それぞれのデザインと、あとで紹介する木材との組み合わせによっては、テイストがガラッと変わってきます。自分が部屋に置くならどんなデザインを選ぶべきか、想像しながら読んでみてくださいね。

アンティークチェスト・引き出し・ドロワーの脚のデザイン

  • ツイストレッグの脚のデザイン

    クラシカルな佇まいを演出してくれるターニング(挽き物)レッグのひとつ。正式には「バーリー・シュガー・ツイスト」と言います。なんとも美味しそうな名前なのは、由来が大麦からつくられたねじり飴からきているから。くるくると螺旋状に伸びる脚には規則的な美しさがありますね。太さや螺旋の密度によっても雰囲気が変わるので、選ぶ際にはちょっと目を配ってみてください。

  • カブリオールレッグの脚のデザイン

    日本では「猫脚」という名称の方がなじみ深いですね。「カブリオール」とはフランスのバレエ用語で、跳躍を意味します。外に張り出している部分は「膝」とも呼ばれ、植物や貝殻の模様を施されていることも多いです。足先のデザインもボウル&クロ―パッドフットなどバリエーションがあったりと、美しい曲線に目が向きがちですが、細かい部分にも注目して選びたいデザインです。

  • ブラケットフィートの脚のデザイン

    安定感を感じさせる造りでチェスト本体を支える見た目が、棚受けのブラケットに似ているということでこの名称がつけられました。かっちりとした造りと、脚の内側を曲線で縁取る意匠の取り合わせからは、堂々たる気品をにじませます。重厚さのあるインテリアにはぴったりのデザインです。

  • テーパードレッグの脚のデザイン

    他の3つのデザインに比べて凝った意匠のないシンプルさと、すっと先細りした脚のフォルムに洗練された印象を受けます。ファッション用語でもよく登場する「テーパード」は先が細くなることを意味しています。アンティークとモダンのいいとこどりをしたいならこのデザイン。

アンティークチェスト・引き出し・ドロワーのフロントのデザイン

  • 直線のフロントデザイン

    直線的なラインですっきりと整えられたオーソドックスなデザイン。シンプルだからこそ部屋の雰囲気を損なうことがない安心感がありますね。脚や木材のチョイスによって雰囲気をガラッと変えることができるので、迷ったらフロントラインは直線のものを選ぶことをおすすめします。

  • ボウフロントのフロントデザイン

    前に向けて膨らんだ弓なりのラインを描くボウフロントは、まろみを帯びた曲面がやさしげな印象を醸し出しています。チェスト本体の上品さに加えて、カブリオールレッグを脚に据えれば、より女性的で優美な雰囲気をお部屋に与えてくれるでしょう。

  • サーペンタインフロントのフロントデザイン

    サーペンタインとは、蛇を意味するサーペントから取られた名称です。確かに上から見ると蛇が這っているようにうねった形をしています。凹凸があるため陰影による表情の違いを楽しめるところが魅力ですね。凝ったラインが手間を感じさせ、最も高級感を漂わせるデザインに仕上がっています。

チェストには引き出しがなかった?歴史の中で変化したチェストの形

チェストと言って一般的に想像されるのは、引き出しがたくさんついた収納家具ですよね。 ですが最初に「チェスト」という名称が付いた家具は蓋つきの箱型収納。引き出しなんて一つも付いていなかったんです!

戦争による不安定な生活環境のなかで、携帯性のあるチェストは重要な収納家具。いつしか腰掛やテーブルとしても便利に使われるようになったそうで、そうした面からも、人々の生活から切っても切り離せない存在だったことが伺えます。ところで収納する際に上に積み重ねたり、テーブルのように使ったりと、上にものを置いて使うようになると、今度は中に入っているものを取り出しづらくなってしまいますね。

この不便さをどうにかしようと、およそ17世紀頃には引き出しを付けるようになり、下段に引き出しの機能を付けた「ミュール・チェスト」が誕生しました。
その後18世紀には上段から下段まですべてに引き出しを付けた「チェスト・オブ・ドロワーズ」が登場し、現在のチェストの原型が出来上がったんです。利便性の高さから瞬く間に貴族の間に普及していったチェスト・オブ・ドロワーズは、やがて室内装飾としても存在感を大きくしていき、華麗な寄木細工などの装飾を施されるようになりました。

英国家具に使われる木材とともに振り返るイギリス様式の歴史


家具を選ぶうえではデザインだけでなく、木材も重要なポイントのひとつです!
家具の歴史と密接に関わる木材は、時代とともに使われる木の種類も変わっていきました。木材の移り変わりとともに、英国家具の歴史の足跡をたどっていきましょう。

オーク 15世紀末~17世紀半ば

堅く重い木材に、直線的なデザインを加えた重厚な存在感

重量があり堅く、耐久性に優れたオーク材は、まさしく家具にぴったりな木材です。はっきりとした木目もあいまって、木材が与える重厚感はイギリスアンティークの格式高い佇まいにさらに説得力を持たせました。

チューダー様式 1485~1603年頃

教会建築のデザインとして発展した「ゴシック様式」をもとにしたシンメトリーデザインと浅浮き彫りによる豪奢な彫刻が特徴のチューダー様式。ランカスター家とヨーク家が起こした内乱「薔薇戦争」を終結させたヘンリー・テューダーがヘンリー7世として即位してこの様式が誕生しました。
特徴的なのはバラのモチーフ。これはチューダーローズと呼ばれ、両家の赤と白の薔薇の紋章を組み合わせて作られた紋章なんです。家具に彫刻された薔薇の模様は、内乱の終結を示した平和の象徴だったわけですね。
この頃はまだ戦争によって住居を転々としていた影響が残っていたので、家具の種類が少なかったようです。チェストもまだ箱型のままですね。

エリザベス様式 1558〜1603年頃

1558年に女王エリザベス1世が即位したことで生まれた様式です。チューダー様式と年代が被っているのは、エリザベス1世がテューダー家の人物だったからですね。そのためエリザベス様式はチューダー様式と一括りにして呼ばれることも。
戦争から離れて安定した生活を手に入れたことにより、貴族たちは自分の華やかな生活を示すシンボルとして家具に目を付けました。イタリアから生まれたルネサンス様式から受けた影響で、一目で華やかさが伝わる見た目にこだわり、装飾技術はさらに発展を遂げていきます。
パッと目を引く強い存在感のバルボスレッグ(ブルボーズレッグ)がこの時代に誕生したというのも納得ですね!

ジャコビアン様式 1603〜1625年

エリザベス1世が未婚のまま亡くなりチューダー王朝が途絶え、ヘンリー7世の血を継いだジェームズ6世が王位を継承しました。 ルネサンス様式のエッセンスを引継ぎ、さらなる華やかさを表現できる技術を追求していきます。
その過程で挽き物(ろくろ)技術を発展させ、生まれたデザインがボビンターニングレッグです。現代でもクラシカルなイギリスアンティークを象徴する細工ですよね。
そして加工技術の向上によって、引き出し付き家具が多くなっていきます。下段に引き出しの機能を付けたチェスト「ミュール・チェスト」も誕生しました。


ウォールナット 17世紀半ば~18世紀初め

豪華な装飾家具を生み出していった加工のしやすい木材

オーク材に比べて木目にしまりがあるため乾燥後も狂いが少なく、硬度も高いことから加工がしやすいことが特徴です。適度に油分を含んでいるので、経年とともに美しい艶をだしてくれます。

カロリアン様式 1630〜1685年

この様式が広まった時代は、イタリアから端を発したバロック様式がヨーロッパ全土に広がっていました。
バロック様式といえば芸術的なまでの装飾を盛り込まれた、職人の気迫さえ感じる家具デザインが特徴です。フランスへの亡命した経験からおしゃれで華やかなものを好んだチャールズ2世によって、イギリスでも装飾美術へと本格的に乗り出していきます。
挽き物(ろくろ)技術も進化していき、ツイストレッグと呼ばれるねじれた形状の細工も誕生しました。

ウィリアム&メリー様式 1690〜1730年

元オランダ総督だったウィリアム3世が、妻のメアリー2世と共に君臨した時代。
ウィリアム3世が母国オランダの家具を好んで使ったため、彼専属の家具職人たちがイギリスへと渡ってきました。この優秀なオランダの家具職人たちから獲得した技術によって、英国家具を現在の地位へと押し上げていくのです!精巧な象嵌細工の技術ももたらされ、より華やかなデザインを実現するようになりました。
これまでの直線的なラインを保ちつつも、少しずつ家具の中に女性的な曲線を見つけられるようになっていきます。ベルフットと呼ばれる鈴のような形をした脚の装飾が特徴的ですね。

クイーンアン様式 1702〜1714年

1702年から1714年までの在位と短い期間ですが、イギリス国内の生活水準が急速に向上したこの時代に家具デザインも大きな変化を見せてくれます。芸術性に富んで機能性を犠牲にしてきた家具の在り方を見直し、機能性を重視するようになった重要な転換期です。
さらにはデザインに軽やかな曲線を取り入れ、カブリオール・レッグ(猫脚)の家具もたくさん見られるように。豪華な装飾こそが美しいとされたデコラティブ思想から離れて、プロポーションの美しさを見る視点を獲得したのです。
ミュール・チェストは上段からものを取り出しづらいからと、下段から上段までに引き出しを付けた「チェスト・オブ・ドロワーズ」が誕生したのもこの時代です。


マホガニー 18世紀初め~18世紀末

柔らかく、美しい光沢を放つ世界三大銘木の高級材

オーク材やウォルナット材に比べて材質がやわらかく、繊細な細工を施せるため、豪華絢爛な家具を作るためにこぞって使われました。リボン杢(もく)とよばれる美しい杢目は家具に高級感を与え、イギリスの上流貴族たちに愛された木材です。

ジョージアン様式(アーリー・ジョージアン) 1714~1740年

ジョージアン様式の時代は長く、1714年にジョージ1世が即位してから、ジョージ4世が亡くなる1830年まで続いていきます。
ジョージ1世が統治している時代は、貴族の間でパラディアン様式とよばれるイタリア式ルネサンスが流行しました。「グランド・ツアー」とよばれるヨーロッパ大陸への長旅によって、どんどんイタリアの古典文化を吸収し、お土産に持ち帰ってきた豪奢な絵画などが部屋に増えたため、その迫力に負けないようベルベット生地を使った家具も好まれました。
バロック様式のダイナミックな意匠も再び注目を集め、二つの様式をミックスした折衷様式が1740年代まで主流となりました。

ジョージアン様式 1740~1830年

アーリー・ジョージアン時代から舵を戻し、再び家具の機能性に重点を置いくようになったこの時代は、マホガニーの時代でもあり、イギリスの家具製作の黄金時代でもあります。才気あふれる家具師がたくさん登場するなか、ひときわ大きな存在感を示したのがトーマス・チッペンデールでした。
彼のつくりだす家具は、ロココ様式にゴシック様式、シノワズリ(中国趣味)のオリエンタルな雰囲気さえ取り入れていて、保守的な傾向が強いイギリスの中では大胆すぎるほどのものだったんです。その存在の大きさからチッペンデール様式とも呼ばれるほど。
18世紀になると収納家具は小型化が進み、小さく愛らしいものが好まれました。ロココ様式最盛期のフランスで生まれた、コモードとよばれる脚付きの小さなチェストもそのひとつ。このコモードをイギリスの地で積極的に制作したのが、かのチッペンデールでもありました。


パイン 18世紀

素朴で温かみのある木材が、田舎の風土にピッタリとはまる木材

なんといっても特徴的なのはいくつも見える節です。やわらかい木肌に点々と浮かぶ節が、親しみやすいあたたかな風合いを醸し出しています。色合いも明るく、まさしくナチュラルな雰囲気にピッタリな味わいです。

ブリティッシュカントリー

イギリスでは18世紀に入り、それまで上流階級のものだった家具の様式が一般大衆の生活の中へ浸透するようになります。パイン材の特徴である節は、いまでこそナチュラルさを感じる代名詞となっていますが、当時の上流階級の人々からすると「美しくない」ものでした。
そのため上流階級相手の家具市場からつまはじきにされ、安価に流通したパイン材はイギリスの一般大衆の中で親しまれていったのです。
道具として不必要な装飾を取り除き、素朴で実用的なフォルムの家具は、人間味のにじみ出たあたたかみのあるデザインとして現代まで愛され続けています。現在はアーコールチェアとしても有名なデザインのウィンザーチェアも、元々は庶民の暮らしの中で親しまれていたんですよ。


あなたにとって素敵なイギリスアンティークチェストを探そう!

ラフジュ工房で扱うイギリスアンティークは、1910年~1930年代を中心にした取り揃え。「それじゃあ様式とかは楽しめないの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません!
20世紀初めごろにつくられた家具は18世紀から20世紀までの英国様式を一挙に蘇らせた折衷様式(エレクティックスタイル)が数多く生まれたため、家具の随所にさまざまな様式を見つけ出すことができるんですよ。
このデザインはこの様式かな?と考えながら選んでみると、それまでとは違った楽しみ方ができますよね!
アンティークチェストを選ぶ際にも、ぜひ楽しみ方の一つとして役立ててください。


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