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アンティーク家具について

イギリスヴィンテージ家具、G-PlanとA.H.McIntoshの魅力

「アーコールはずっと、北欧のブランドだと思っていた。」
「気に入ったビンテージ北欧家具を見つけたと思ったら、イギリスのブランドだった。」
そんな、『北欧っぽいのに実はイギリスヴィンテージな家具たち』を目にしたことはありませんか。
アンティークと言えば、コテコテな装飾がついているようなイメージがあったのに、ヴィンテージ家具となると、シンプルで温かみを感じさせる北欧スタイルのものが多い、イギリス。
今回は、一体どうしてイギリスで北欧スタイル家具が作られることになったのか、主要ブランドに着目しながら、ひも解いて行きましょう。

北欧スタイルがイギリスヴィンテージになるまで

北欧スタイルビンテージ
ヴィクトリア朝やアールヌーボーなど、特徴的な装飾の家具をいつも好んできたイギリス。ところが第二次世界大戦中は、戦争のために極端に木材が不足してしまい、装飾性を完全に省いた、実用性重視の家具だけが作られました。
我慢を強いられた国民は大戦後の50年代、新しい流行、モダンデザインの家具に夢中になりました。
一方北欧では、20世紀はじめにデザイン運動が起こりました。「より使いやすく、より美しい日用品を!」のスローガンは家具デザインにも適用され、その結果、今人気の、美しく実用的な北欧家具が生みだされることになったのです。

イギリスでのモダンデザイン家具の代表格、G-Plan

イギリスモダンデザイン家具
戦後の流行となったモダンデザイン家具。イギリスで爆発的な人気を博したのが、E Gomme社のG-Planブランドです。
当時新婚カップルはこぞって、G-Planや似たようなモダンデザインの家具を買い求めました。ところが50年代後半になると、シンプルながら洗練された北欧家具がイギリスでも人気を集め始めました。

G-Planが北欧ヴィンテージスタイルに路線変更

G-Plan北欧
イギリスでの北欧家具人気を受けてG-Planでは、デンマーク人デザイナーのIb Kofod-Larsen (イブ・コフォード・ラーセン)を迎え、北欧スタイルの家具、G-Plan Danish(デーニッシュ)をデザインし始めました。
ラーセンがデザインした家具は、彼のサインの入ったゴールドの押し印が目印になっています。今では数が少なく、高価で取引されているので、見つけた時は要チェックですよ。
G-Planはその後も、温かみのある北欧スタイルの家具を作りつづけ、G-Planのヴィンテージ家具は現在日本だけでなく欧米諸国でも人気となっています。

デザインと質の良さに定評がある、A.H.McIntosh

A.H.McIntosh北欧
1869年にスコットランドで、創業者Alexander Henry McIntosh(アレキサンダー・ヘンリー・マッキントッシュ)の名を取ってできた、マッキントッシュ社。
G-Planと同年代に、イギリス家具では使われていなかったチーク材を用いて、オリジナルデザインの北欧家具を生産しはじめました。
モダンさを感じさせる、シンプルでゆったりした家具は、今どきのインテリアにもすんなり馴染むだけでなく、保管状態が悪くない限り、いまだに修理要らずの作り・品質の良さが、人気の理由です。
作られた年代によって、家具に貼ってあるラベルに違いがあるので、購入の際の目安にしてくださいね。

最後に

イギリスヴィンテージ家具と北欧家具の意外な結びつき、いかがでしたか。
G-PlanもA.H.McIntoshも、すっきりとした曲線と木ならではの温かみを感じさせるデザインに惹かれるのはもちろんですが、これらの北欧スタイルのイギリス家具が生まれた背景を知ると、さらに興味が増しますよね。
『イギリス生まれの北欧家具』たち、ショッピングの際の参考にしてくださいね。

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