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アンティーク家具について

和モダンリフォームにも。大人なコーディネートにおすすめの和家具

洋の暮らしが主流になった今だからこそなのか、ふとその魅力に気づく「和」。現在では特に、伝統と現代の要素を織り交ぜた「和モダン」というスタイルを選ぶ方も多いですよね。
そんな「和」の楽しみを “当時の和家具” から取り入れる魅力、あなたは気づいていますか?今回は、先日のRAFUJU INTERIOR PHOTO GALLERY「水屋箪笥が主役の古き良き「和」を感じるダイニング」をもとに、静かながらも良い暮らしを作り出してくれる「大人コーディネートにおすすめの和家具」をご紹介していきます。これから和モダンリフォームを考えている方もぜひ、読んでいただきたい記事です。

上質な暮らしの象徴、水屋箪笥を主役に

アンティーク関西水屋箪笥
部屋の収納家具に選んだ戸棚。実はすべて「水屋箪笥」と呼ばれているものです。
MAGでも何度かご紹介しているのできっと覚えてくれている方もいるとは思いますが、今でいう台所で活躍してきた食器棚のこと。とはいえ、当時は裕福な家にしか置くことのできない、言い換えればその象徴であった家具でした。関西の町家などで、人からよく見える場所に置かれたことから、見栄えを意識した造りの良いものになっていったそうですよ。
金具などがびっしり付いた箪笥に比べれば地味に思えるかもしれませんが、棚を枠取りするようなどっしりとした框や、燻された木味は空間に深みを与えてくれるはずです。

素朴さこそが空間の風通しを良くする

欅古材一枚板のダイニングテーブル
水屋箪笥で囲まれた食卓スペースを、欅古材の一枚板のダイニングテーブルが一層引き立てます。ただ、気品と重厚感ばかりではくつろぐ部屋としては程遠いものになってしまいます。和家具中心で住まいをつくっていく際は、心を休める場所であることを前提に “どこで力を抜くか” も考えていきましょう。
それに有効なのが質感を意識すること。たとえばこの空間では、天板の木挽き跡やラッシ編み座面のラダーバックチェアなどで、あたたかさをクリアしています。もうお気づきかもしれませんが、無骨な鉄脚テーブルのちょっと味気ない側面もカバーして、趣きある和モダンに近づけるポイントにもなっていますよ。

伝統と現代をつなげる直線の美

アンティーク縦桟水屋箪笥
格子戸の格子、水屋箪笥の戸に入った縦横の桟。この伝統的な直線が、なぜか今風にも見えませんか?
実際に最近は、アンティーク格子戸の人気がふたたび加熱していますが、この人気を集める理由の一つとして、和の建具や家具が直線的な現代のインテリアとも合わせやすいのがあります。鉄脚テーブルなど、新旧の直線インテリアとの組み合わせて調和を楽しむのもおすすめです。
またこのように、伝統的な水屋箪笥にブラック塗装の脚が付いたリメイクアンティークも。家具自体で和モダンを表現するのもアイディアの一つですね。

和室でいう床の間のような、静かな飾り付けも重要

和インテリアの飾り方
静寂な和の空間のアクセントであり、でも誤ればその雰囲気を壊す存在にもなり得るインテリア小物選び。大きな要素でいうとやはり良い置きどころと量がその質を左右するようです。和室でいう床の間のように、”飾って見せる場所” を意識して並べるようにしましょう。気持ちとしては一つ一つを見せるように、少し遠慮がちに。
背の低い家具を置いた時に生まれる壁まわりのスペースが穴場ですが、見てもらうことを計算に含めて家具を配置するのもテクニックだと思います。たとえばみんなが集うダイニングでは、食卓の席から見える位置を前提に視線を集める場所、つまりフォーカルポイントを作ると良いですよ。

最後に

何を隠そう、やはり和家具の上手な使い方が、趣きある和モダンコーディネートの主役なのです。
和の “簡素” と モダンの “シンプル”。ある意味の “似た者同士” を一緒に取り入れて、新たな魅力を楽しむのも素敵ではないでしょうか。

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