アンティーク家具について

ウィンザーチェアから生まれた椅子。アンティークキャプテンチェア

見かけるどころか愛用している人も多いのに、なぜかあまり名前が知られていない「ウィンザーチェア」。
以前「ウィンザーチェアの定番スタイルについて」ご紹介した記事は、みなさん読んでいただけましたか?
そこでお伝えしたように今回は、定番からさらに枝分かれして生まれたスタイルのひとつ、キャプテンチェアについてご紹介しようと思います。アンティークチェアとしてよりも、キャンプ用の折りたたみ式イスのほうが馴染み深い人も多いキャプテンチェアですが、アンティークのものは本場アメリカでも最近人気が再熱している、隠れたおしゃれインテリアアイテムです。
そもそもキャプテンチェアとはどんな椅子を指すのか?人気の秘密は何なのか?さっそく探っていきますよ。

キャプテンチェアの原型、ウィンザーチェアとは

アーコールチェア
キャプテンチェアの話をする前にまずは、ウィンザーチェアについておさらいしておきましょう。
地方の地主階級民が使っていたカントリーチェアが原型と言われるウィンザーチェアは、17世紀後半のイギリスで誕生したのち、移民と共にアメリカにも渡り独自のデザインを生みました。ウィンザーチェアの定義はとてもシンプルで、お尻形のくぼみのある厚い座板と、その座板に脚と背棒が直接接合されていること、と構造についてのみ。
だから自然と、さまざまなデザインのものが生まれ、種類豊富になったのです。そしてその中のひとつが、キャプテンチェアというわけですね。

アンティークキャプテンチェアとローバックチェア

ローバックチェア
キャプテンチェアはアメリカで生まれ、イギリスに”逆輸入”されたウィンザーチェアのひとつです。少し誤解を生じる名前ですが、正確にはミシシッピ川蒸気船の船長(キャプテン)ではなく、その補助をする水先案内人の小屋で使われていたそうです。
キャプテンチェアは、背もたれと一体化したアームが最終的に、カーブして座面まで下りていることと、4本の脚が箱のように横棒(貫)でつながれていることが特徴です。
ただキャンプ用イスの例でもわかる通り、キャプテンチェアの定義はとても曖昧になっていて、今では背もたれとアームが一体化しているチェア(ローバックチェア)のほとんどが、キャプテンチェアと呼ばれています。

シンプルデザインと座り心地。キャプテンチェア人気の秘密

アンティークキャプテンチェア
ウィンザーチェアの中でも特に、キャプテンチェアを始めとするローバックチェアは、シンプルなつくりなのにとても丈夫なことと座り心地のよさが人気の理由です。これは現役で頑張っているアンティークチェアに座ってみると、つくづく実感させられますよ。
またダイニングテーブルから飛び出さない、低くシンプルな背もたれでどんなインテリアにもなじみやすいのも、キャプテンチェアの特長です。柏木工など国内の家具会社も、新デザインのキャプテンチェアを作り続けていることを考えると、変わらぬ人気にも納得が行きますよね。

船長?お医者さん?アンティークドクターチェア

アンティークドクターチェア
ドクターチェアとして親しまれる、アンティークの木製回転イス。背もたれのデザインがいろいろありますが、背もたれからアームが伸びている、こんなタイプのものはキャプテンチェアとも言えますね。
座面が布張りな分、ウィンザーチェアよりも座り心地が良いように思えますが、アンティークのものはスプリングの状態が良くないものもあるので、購入前にまずきちんと確かめましょう。
ただ、ウィンザーチェアと違って座面の高さが調整できる点は、使い道も増えてうれしいですね。

最後に

アンティークドクターチェアでもあり、キャプテンチェアでもあるものなど、筆者にとっても新しい発見が多かったキャプテンチェアの世界、いかがでしたか?
ウィンザーチェアからローバックチェア、そしてキャプテンチェアにドクターチェアとつながってきた、広いようで狭い椅子の世界。また今後もご紹介していく予定なので、お楽しみに。

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