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和の定番カラー。今どきインテリアでも活用したい藍色の魅力と効果

日本人にとってなじみ深く、和のイメージが強い色、藍(あい)色。
現代の暮らしの中でも気をつけてみると、浴衣や絵付けの和皿など生活のあちこちでひっそりと活躍している色です。加えて最近では海外でも、インディゴ染めのSHIBORI(絞り)のクッションカバーが人気だったりと、もはや和のインテリアだけに限定されない定番カラーと言えます。
そこで今回は、藍色のインテリアカラーとしての魅力をひも解いていきましょう。意外なくらい長いその染料としての歴史を探っていくと、どうして和のイメージがこれほど強くなったのか、なぜこんなに根強い人気があるのか、そしてインテリアカラーとしての視覚的・心理的効果まで見えてきますよ。

藍色が和インテリアの定番カラーになるまで

藍色の歴史
藍色を語る上でまず外せないのが、染料としての藍の歴史です。
インダス文明と突然言われても、「たしか世界史の授業で…」程度の認識ですが、じつはこの文明こそが藍の起源。今から約5000年前のこの文明の遺跡から、藍染の工房跡が見つかっているそうです。そして、こちらも十分むかしのことに感じられる約1300年前の奈良時代に、日本には伝わってきました。
そんなとても歴史のある藍はいいことずくめの染料でもあります。たとえば、

  • リネンや木綿、シルクやウールまで自然繊維ならなんでも染められる。
  • 繊維を丈夫にしてくれる。
  • 色落ちにしくい。
  • 虫よけ効果がある。

また奢侈(しゃし)禁止令により派手な染色の着物が制限された江戸時代。藍色は数少ない使用が認められた色だったため、身分の高い人から庶民まで広く親しまれ、さらに明治時代になると藍色が暮らしの基本カラーとまでなりました。
こうして「日本(和)=藍色」のイメージが定着していったのですね。

紺色は藍色?じつは数多い藍色の種類

藍色の種類
「藍色」と言われて実際、どんな色を思い浮かべますか?人によって青々としてたものを想像したり、もっと深い色合いだったり、少しくすみがあったりと様々ではないでしょうか?
藍染めの場合染める回数によって色の濃淡があり、ひとつずつ名前が違います。たとえば一番薄い水色は「壁覗(かめのぞき)」、青みがかったネギの色に似た「浅葱(あさぎ)」、そして一番濃い色は「紺色」。ほんとうの藍色はじつは、藍だけでなく黄蘗 (きはだ)も使った少し緑がかった色のことを言い、藍のみで染めた色は「縹(はなだ)」と言います。
微妙に違う藍色の数だけある和名でたまには読んでみるのも、風情がありますね。

インテリアカラーとしての藍色の効果

藍色の効果
ファッションでもそうですが、藍色のインテリアカラーとしての印象はなによりも、落ち着きや穏やかさ。そして無機質な印象のある黒と違い、どこか温かみを感じさせるのも、藍色が好印象を持たれている理由ですね。また男性らしさを感じさせながら、女性らしさもまったく欠けているわけではない、どこか「中立」であることからみんなに親しまれ、インテリアに取り入れやすい色でもあります。
藍色インテリアの空間はまた、時間を短く感じさせる効果があるそうです。言われてみれば、待合室や電車のイスなどに藍色はよく使われていますよね。
でも一つ注意したいのが、先ほどお話しした藍色の濃淡。明るい青々とした藍色を多く使うと、お部屋が寒々しく感じてしまうことも。反対に紺色のような濃い藍色ばかり使うと、部屋全体が暗く見えてしまうので、「濃淡」そして「どのくらい使うか」には十分気をつけましょう。

最後に

想像できないほど長い歴史を経て、今も愛され続ける藍色の魅力、いかがでしたか?派手さはありませんが、落ち着きや穏やかさを与えてくれる色として、インテリアに安心して取り入れらますよね。
今回は藍染めの藍色を中心にお話ししましたが、次回は食器などの染付に見られる「藍」についてもお話ししたいと思いますので、お楽しみに。

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