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食欲増進は色効果が基本。手料理が美味しく見える和の食器の選び方

「料理は出来ても、盛り付けが苦手」「なんだかいつも美味しそうに見えない」
意外とそんな声、多いんですよね。
盛り付け方にももちろんテクニックや作法があったりしますが、それは割烹などのお店での話。特に凝ったことをしていなくても、手料理を美味しそうに見せることは全然できるんです。
「でも、なんで私にはできないんだろう?」と思うあなた。実は料理の見た目を左右しているのは、適切な食器の「色」の選び方かもしれませんよ。
今回は、どれを選んでも比較的美味しく見せやすい和の食器たちで分析!簡単なルールを意識した、手料理が美味しく見える「色の効果」を、確かめてみましょう。

万能な暖色系&質感を感じる食器

茶色の食器の使い方
煮物に焼き魚、卵焼き。日本食には茶色や黄色などの暖色系のものが多いですよね。
食材自体の色の場合もありますが、醤油や味噌などの”茶色い調味料”が、日本料理の味付けに長年活躍してきたからでしょう。
暖色系の色は食欲を増進させる効果があり、食卓には無くてはならない色。和え物やおにぎりなど、手を込んで作ったものや、熱々のものを盛り付けるとより美味しく見せてくれます。
「それでは逆に、鮮度が命の生魚は美味しく見えないのでは?」と感じた鋭い方も居ると思いますが、一概にそうとも言えません。ここで大事になるのが、陶器ならではの「素材感」。粉引きや釉薬などで”粗さ”が出た器は、器に盛った食材をいきいきとさせてくれます。
食材の調理法に捉われない「何でも盛り付けられる器」は、一つとは言わずいくつ持っていても重宝しますよ。

寒色系の青色の器は、食材を彩りよく見せてくれる

青色の食器の使い方
和食器イコールと言っても過言ではない、染付などの器によく見られる青色。
日本の食卓で長年登場してきた定番ですが、よく考えてみれば青は「寒色系」に属する色。爽やかな反面、食欲減退色としても知られていますが、ちゃんと特徴を知れば、食器と食材の両方が活きる形で使うことができます。
青色は冷たい印象を与えますが、そのデメリットと思われがちなところを逆手にとれば、鮮魚や野菜など生の状態で食すことも多い食材は、より新鮮に見せられます。生鮮品以外であれば、漬物や煮びたしなど、冷たい状態で食すものが合うでしょう。お正月によく食卓に登場する「なます」などを盛る”なます皿”なんかは良い例ですね。
このように温かい料理の場合でも、葉物の野菜などを敷いた上から盛り付けてあげれば上手に活かすことができますよ。

明暗の差を活かせば料理がぐっと引きしまる

モダンな食器の使い方
トーンが暗めの器には、煮物やカレーなどのトーンの似た手料理を盛り付けても、あまり映えません。明暗の差を意識すれば、効果的に使うことができます。こういう器の場合は、たとえばポテトサラダなどの明るいトーンの料理を盛れば、引きしまった印象になります。
副菜が盛り付けられることが多いのは小鉢。一気にまとまった量を作ることが多い副菜は、つい盛りすぎてしまうことが多いですが、それはいけません。器の側面は余白として埋めないようにし、中央にこんもりと山を作るように盛り付けてあげると、シンプルな料理でも手が込んだように見えますよ。

素材感が料理を美味しくさせるポイントに

竹ざるの盛り付け方
最初にお話しした通り、素材感が美味しく見えるかどうかを左右するのはよくお分かりいただけたと思います。それはでも陶器に限ったことではありません。木皿や竹など、異素材の器を上手に取り入れると、食卓も品よく賑やかになります。
たとえば、野菜を干したり水切りに使える平ざるは、何もそばしか盛りつけられないわけではありません。おにぎりや温野菜、天ぷらなど、汁物でない限りは普通の器と同じように扱うことができます。直接置くのが気になる場合は下にクロスや豆皿などを置くと良いでしょう。
お客さんが家に来た時にちょっと”おもてなし”感を出したい時は、笹の葉など敷いたりすると雰囲気が出ますよ。

最後に

食材の色彩も大切ですが、器の色合いもやっぱり重要。そしてそこに素材感が加わると、「きちんと手間をかけた」のが一皿から溢れるようになります。和食器ないし”和を感じる洋食器”の魅力は、そこなのかもしれません。
美術的観点としてはもちろん、実用としてもまだまだ紹介しきれない和食器の魅力。また今後もMAGで着目していければと思います。

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