アンティーク家具について

縁起の意味ある伝統文様。アンティーク家具に隠れた動物モチーフ集

鶴や亀、鯉など、古くからの伝統で縁起がいいとされている動物、ありますよね。年間行事の多い日本では、祝い事や節句などの際に見かけることが多いでしょうか。
一年の成長や健康を願うのは、季節の行事だけでなく家具にも込められていること、ご存知ですか?古い和箪笥や欄間には、縁起を込めた文様が隠れているものが多く存在するんですよ。ただの装飾ではなく、意味がちゃんとあるのも興味深いですよね。
そんな今回は、日本のアンティーク家具から見る、動物モチーフの世界に触れていきます。愛らしいものや、古典的な模様のものなど、さまざまな家具からピックアップしてみました。

古来より子孫繁栄の象徴とされているうさぎ

兎の本箱
うさぎは多産で繁殖力が高いため、古くから子孫繁栄の象徴とされていました。身体的な特徴にもいい意味が込められており、長い耳は福を集め、飛び跳ねる仕草は飛躍を表しています。また、「うさぎ=月」というイメージは、一般的にも広まっていますよね。昔からうさぎは月の使いと言われており、「ツキを呼ぶ」縁起の良い動物と信じられています。
箪笥の飾り金具などに使われることも多いですが、このように珍しく本箱の透かし彫りに使われることも。満月で餅をつく画が可愛らしいと思ったのか、縁起としての意味が優先だったのかはわかりませんが、当時の独特のカラーと製作者の遊びごころが見える家具ですね。

長寿の象徴である鶴と亀

鶴亀入りの蔵戸の金具
なぜ和箪笥の金具があんなに豪華だったか分かりますか?当初は飾りではなく縁起物としての意味が強かったとされています。古い和箪笥の飾り金具には、一族の繁栄などの祈りを込めて、動物のモチーフが刻まれていました。鶴と亀は昔から長寿の象徴とされ、「鶴は千年、亀は万年」ということわざは、中国の古い言い伝えから来ています。
余談ですが、一緒に彫られている松も、一年中青々としていることから、不老長寿の象徴として箪笥や建具に取り入れられることが多いんですよ。

亀にもう少し注目!日本の伝統文様である亀甲

亀甲模様の照明
亀がめでたい動物なのは先ほどお話しした通りですが、もっとズームしてみると亀の甲羅もモチーフとして使われていることが古くから多かったのです。亀の甲羅の模様から生まれた「亀甲紋」は、家紋の中でも特別な扱いをされていました。
日本の伝統文様としても代表的な存在で、着物の柄にもよく取り入れられており、六角形の模様が連続で並ぶことで、永遠の反映を願ったと言われています。
このように、松本民芸家具でもこのような照明が作られていた時期も。繰り返しのパターンが、モダンな雰囲気を感じさせますね。

夫婦円満といえば、波千鳥

波千鳥の茶箪笥
上部の引き戸に波千鳥の透かし彫りが入った珍しい茶箪笥。大波小波も一緒に乗り越えていく意味から、夫婦円満や家内安全を表す文様と言われています。また、「千鳥=千取り」という語呂合わせで、勝運祈願や目標達成の意味も込められていました。
その愛らしいモチーフから、豆皿の絵付や手ぬぐいの模様としても使われることが多く、幅広い年齢層に人気があります。
こういう装飾性のあるアンティーク家具は、同じものは一つとして無いのがほとんど。探すのは大変かもしれませんが、ぜひ根気強く探してみてくださいね。

最後に

深く触れないと知ることができない、動物モチーフの世界、楽しんでいただけましたか?飾りとしての愛着と縁起の意味でも、末永く使っていきたくなりますよね。
今日ご紹介した以外にも、縁起が込められた動物や植物のモチーフがありますよ。この続きはまた、お話ししようと思います。

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