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アンティーク家具について

引き出しいっぱいの収納家具。アンティークの薬箪笥の魅力とは

引き出しの数なら右に出るものはいない、その名も「薬箪笥」。名前の通り、漢方などを分類するのに重宝した時代家具です。
しっかりとした収納力はさておき、そのたくさん付いた引き出しについ一目惚れしてしまった方も多いのではないでしょうか?現代の住空間のインテリアとしても、密かな人気を集めているんですよ。
今回は、大きさもデザインも豊富なアンティークの薬箪笥を取り入れたコーディネートをご紹介しながら、アイディア次第で実用的なインテリアとして使える薬箪笥の魅力に迫りますよ。

分類収納に大活躍!薬箪笥ってどんな家具?

薬箪笥
江戸時代以降、目的や職業に合わせてさまざまな箪笥が作られ、発展していきました。
冒頭でもお話しましたが、薬箪笥は漢方を分類・保管するための引き出しがたくさん付いた、中国から伝わった時代家具です。その当時、それぞれの医師が使い勝手がいいように特注した箪笥であるため、定型は決められていませんでした。
つまり現在出回っているものは世界に一つしかないというのも、とても感慨深いですよね。

ちょっとビックリの、昔の薬箪笥の活用法と桐材

薬箪笥活用法
薬箪笥には、伸び縮みが少なく触り心地も良い桐材が主に使われました。材質的に水分を吸いにくい特徴があり、湿気を嫌う薬の保管をはじめ、当時の収納家具に多用された代表的な木材です。
ちょっと意外ですが、薬箪笥には往診用の小さな持ち運びタイプもあったので、ほかの国産材に比べて軽い桐材は、そんな時も重宝しました。そもそも箪笥を持ち出すという感覚が、私たちにはとても新鮮に感じますよね。

それぞれのスタイルに合わせた、さまざまなアンティーク薬箪笥

では、今度はコーディネートに取り入れたいさまざまな薬箪笥を見ていきましょう。和箪笥との相性はもちろん、ナチュラルなインテリアにもぴったりの引き出し収納を、いくつかピックアップしてみました。

「見せる」と「隠す」を上手に使い分ける、引き出し付ガラス棚

ガラス棚
上段がガラス棚で、下段が薬箪笥になっている、明治~大正時代のレトロな収納棚です。例えば、上段にはお気に入りの器や来客用の取り皿などをしまっておいたり、下段には日常的に使う雑貨や道具類をサッとしまっておいたり。
引き出しもある程度大きさがあるものを選べば、いろんなシーンの収納に対応できますね。「見せる」のも「隠す」のも一台でこなせる、シンプルな和モダンコーディネートにもぴったりな家具です。

ナチュラルインテリアにもぴったりな、イギリスアンティークのドロワー

ドロワー
ぬくもりあるやさしい木味にほっこりする、イギリスアンティークの引き出し。見た目は薬箪笥のようですが、このような小引き出しは、イギリスでは図書館などでの事務用品の整理に活用されました。
このように、アンティークのネームプレートが付いているタイプだと、インテリアの雰囲気を壊さずにおしゃれに整理ができますね。こまごました文具類をしまっておいたり、食卓まわりで使うカトラリーなどを収納するのにもおすすめですよ。

和箪笥をリメイクした、レトロな雰囲気の引き出し

和箪笥
明治~大正時代の和の雰囲気漂う薬箪笥は、大きさ・デザイン的にどうしても重厚感が出やすく、扱いが難しいイメージがありますよね。そんな時は、取っ手をアンティークのものに変えてリメイクすると、今風な印象でナチュラルなリビングにも取り入れやすくなります。
また、脚をつけたことによって重々しさを軽減し、フローリングの空間でもより自然に馴染みます。使い込まれた風合いを大事にしつつ、現代の暮らしにフィットするようにリメイクが施されているものもありますよ。

最後に

今の住空間に合わせて変化している薬箪笥。ますます魅力に感じていただけましたか?
引き出し収納の中でも別格ですが、自分にとって使いやすい「ルール」を決めることで、長く付き合っていける道具になりますよ。インテリアとしても個性的な薬箪笥で、ひと味違うコーディネートにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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