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ANTIQUEFURNITURE RAFUJU STUDIO MAGAZINE

長持ちする使い方を。アンティーク引き出しの食器収納の注意点

使いやすい食器収納は、叶えられるならば誰もが手に入れたいもののはず。

長年追求が続けられていますが、なにも "棚型" だけが、今の食器収納のカタチではないようです。

ここ数年使いやすいタイプとして注目されているのが、"引き出し型"。システムキッチンと一体になっているものもありますが、おしゃれの面もできれば諦めたくないのが正直なところですよね。

そこで今回は、木製アンティーク引き出しで食器収納を実際に検証してみました。「アンティークで、同じことをやるには...?」家具と食器を傷めないための使い方と注意点をご紹介します。

引き出す時の"引手のきしみ"は入れすぎのサイン

木製引き出し食器収納の注意点 まず、古い箪笥やアンティーク食器棚の引き出しに見られる、この引手。

この内側に真鍮製の座を貫通させて引き出しを支えているわけですが、細い留め具を二股に広げているだけのシンプルなものなので、負荷がかかりやすいのです。

引っぱり出す際は引き出しの下から手を添えたりするのができればベストでしょう。また、引き出す時に"ガクガク" と引手が上下に微妙にずれるようであれば、重量の掛かりすぎです。

スペースがまだ空いていたとしても物を詰めすぎないようにするのと、一つの段に入れられる量を見越して収納に余裕を持って選ぶのがおすすめすよ。

湿気が溜まりやすいのは床から一番近い下段

食器棚の湿気対策 床付近は、どうしても湿気が溜まりやすい場所。湿気に対してデリケートな素材のものは、できるだけ下段には入れないようにしましょう。

たとえば竹ざるや皿などは水は大敵。特に、アンティーク収納棚は下段に小さな引き出しが集中しているものが多いので、無理をして収納してしまうのは禁物です。そして、これはどの素材の食器にも言える基本中の基本ですが、洗った後よく乾燥させてから、片付けるようにしてください。

また、湿気が特に多い梅雨の時期などは特に、新聞紙を使うなどの湿気対策も視野に入れると良いと思いますよ。

小物には受け皿が大事と心得る

カトラリーのドロワー収納 アンティークチェストなどを食器棚に使う場合は特に、"なだれ" にならない小物収納は必須項目。割れ物であるはし置きやカトラリー、コースターなどの小物は、必ず受け皿などに入れて片付けることを心がけましょう。

写真のようにざるやお盆などにのせた上で収納すると良いと思います。ただ、量が増えてきたという自覚がある方は、立てられるものは立てたり、仕切りのある木箱を使って収納する方が、取り出す際にスムーズですよ。

食器は伏せるが鉄則

アンティークチェストの食器収納 幅があるアンティーク衣装箪笥などを食器収納に使う場合はなおさら気をつけたいのが、食器と食器のぶつかり合い。

側面にストッパーが付いている現代の引き出し収納とは違い、どうしても出す際に引き出しが斜めに下がるんですよね。ゆっくり引っ張り出さないと食器同士がこすれてしまうのはもちろんですが、それに加え食器が上を向いている状態だと、どうしてもバランスが悪く倒れやすいんです。できるだけ食器の転倒を防ぐためにも、伏せて収納するのが鉄則です。

またこの時、食器のすべり落ち防止のシートなどを敷いたり、引き出し内の空きにクッションを入れると、ぶつかり合うリスクを抑えられますよ。

最後に

現代の便利さを追求したものと比べてしまうと使いやすさ的には劣りますが、ちょっとしたケアで十分対応は可能です。それでも使う時の気遣いの少なさか、少しの手を掛けて愛着があるものを選ぶかは、人それぞれだと思います。

今回の記事を参考に、アンティーク引き出しの食器収納のイメージを膨らませてみてくださいね。

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筆者のご紹介

茶園みずき

様々な人との出会いに刺激を受け、専門学校卒業後にデザイン事務所へ。グラフィックデザインに限らず、イベント企画など、人と人がつながる場づくりにも精を出す。仕事をしていく中で、ものづくりについてもっと深く知りたいと思うようになり入社。家具の向こうに見えてくる、インテリアのコーディネートをお届けできればと思います。

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