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ANTIQUEFURNITURE RAFUJU STUDIO MAGAZINE

アンティーク家具を梅雨・冬の湿気から守る!家具のカビ対策と対処法

梅雨の季節の心配の種と言えば、カビ。お風呂場や洗濯機のカビも気になりますが、大切にしているアンティーク家具にカビが生えたりしたら、本当にショックですよね。

特に日本のアンティーク家具は、無垢材と言って木を伐り出したそのままの木材でできていることが多く、湿度調整機能に優れています。これはどういうことかと言うと、室内の湿度が上がると家具がどんどん湿気を吸い取ってくれ、私たちにとっては快適な環境になるものの、家具内の湿度はどんどん高くなり、カビが生えてしまうのです。

でもこれも、日頃から少し気をつけているだけで、簡単に防げるんです。

そこで今回は、アンティーク家具のカビ対策と、万が一カビが生えてしまった時の対処法をご紹介します。梅雨だけでなく、カビは冬にも発生しやすいので、とりあえず知っておいて損はない情報ばかりですよ。

アンティーク家具の設置から始めるカビ対策

意外かもしれませんが、実はカビ対策の半分は、家具の設置に気をつけるだけでできるんですよ。

窓から遠ざけて、直射日光とカビから家具を守る

窓際の家具の注意点 まずは家具の設置場所ですが、できるだけ避けたいのが窓の近く。これは、アンティーク家具を直射日光に当てないためでもありますが、先ほどお話しした冬のカビ対策にもなります。

冬の乾燥対策として、室内の加湿に気をつけると、窓に結露が現れますよね?この結露こそ、カビの原因となる湿度です。その湿度から遠ざけるために、窓付近への家具の配置はできるだけ避けるのが肝心。

どうしても、と言う場合には、窓に結露防止対策を施したりして、きちんと対処しましょう。

湿気やホコリから守るための、家具の設置方法

家具のホコリ対策 アンティーク家具を設置する時は、壁との間隔にも気をつけてください。

壁と家具の隙間が狭いと、普段から家具の裏側に湿気がこもりやすくなってしまいます。家具は壁から5㎝以上離して設置しましょう。また新築のお家の場合、壁にかなり水分が含まれているので、できれば10㎝以上離したほうがいいですよ。

そしてもう一つ気をつけたいのが、家具が水平に置かれているかどうか。水平でないと家具にゆがみ・ねじれが生じて、湿気やホコリが入り込みやすくなるため、カビの原因となってしまいます。

畳や絨毯の場合、最初は水平でもだんだん沈み込みなどで水平でなくなっていることもあります。定期的にチェックして、必要ならベニヤ板や保護材を挟んで、水平を保つように心がけましょう。

日頃のお手入れでできる家具のカビ対策

正しい家具の設置ができたら、今度は日頃のお手入れも忘れずに。

でもお手入れと言っても、別に面倒なことをする必要はありません。お部屋に湿気がこもらないようにすることが、一番のカビ対策になるので、日頃からできるだけお部屋の換気を行うだけです。

特に梅雨の季節は、雨続きの湿度の高い日が続くので、"梅雨の中休み"晴れの日は、できるだけ換気を行ってくださいね。

湿度の高いキッチンでは家具の換気も大切

キッチン家具の換気 水まわりとなるキッチンや浴室周辺に置かれた家具は、高湿度からカビが発生しやすくなります。

晴れの日は、お部屋の換気に合わせて、家具の戸・扉も開けて、しっかり家具内の換気を行ってください。また、アンティーク食器棚の引き戸の溝部分など、細かな部分のホコリ・汚れも、放っておくとカビの原因になります。面倒でもこまめに掃除するよう心がけましょう。

家具同士の隙間や家具の裏側は、日頃目につかない上になかなか手が回りませんが、ここも市販の隙間掃除グッズを活用して、定期的に掃除すると、カビの心配が解消されます。

家具の裏側のホコリ対策には、丸めた新聞紙を入れておくと、家具ではなく新聞紙にホコリが付着するので、掃除がラクになりますよ。

アンティーク家具にカビが生えてしまったら?

アンティーク家具のカビ対処法 放っておくとどんどん繁殖してしまうカビは、発見したらすぐ対処するのが肝心です。カビを根こそぎやっつけるためには、漂白剤やカビ除去剤などが有効ですが、アンティーク家具を変色させたりしないか、まずは成分をよく確認してから使用してください。

家具のカビ取りにはまず、風通しのよいところに家具を置いてカビの繁殖を防ぎましょう。次に、カビを歯ブラシなどで取り除いたら、中性洗剤を薄めたぬるま湯を用意します。中性洗剤に含まれる、界面活性剤などの成分もカビに効果的ですよ。このぬるま湯に浸した雑巾を硬く絞ってカビ部分を拭いたら、そのあと乾いた雑巾で表面の洗剤を拭き取ってください。

しっかり乾燥させた後、ワックスを塗っておくと、カビ対策だけでなく、アンティーク家具を状態よく保つことにもつながります。

最後に

家具の設置場所に気をつけたり、日頃から換気を行ったり、アンティーク家具のカビ対策は意外に簡単にできることがお分かりいただけましたか?

飛散したカビは、私たちの健康にも害を及ぼしてしまいます。まだカビの心配をしていなかった人も今から対策を打って、アンティーク家具との暮らしを楽しんでくださいね。

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筆者のご紹介

関口明恵

カナダのアートスクールでテキスタイルを学び、バンクーバーにて某北欧テキスタイルブランドに3年ほど勤務。細胞レベルで大好きな古今東西の布に加え、オーガニック、フェアトレード、thrift shopping、そして今度は家具と興味の対象は尽きない。日本で更に高まる好奇心を武器に、皆さんの興味をそそるような情報を発信していきます!

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