家具の作り手の想いが伝わり、それを丁寧に使ってきた人のぬくもりも感じられる和製アンティーク家具。使いやすさはもちろん、日本人ならではの「真面目」な作りや意匠の工夫が面白いものばかりです。今回は、そんな個性溢れる和製アンティーク家具を組み合わせた、リビングをコーディネートしました。
家具それぞれの個性を見極めながら、全体の色味をあわせることで統一感を出すのがコーディネートの基本です。それに加えて、家具を選ぶときにこだわったのは収納力。例えば、ガラスの模様が珍しいデザインの縦型収納棚は、リビングで必要なものたちをごちゃごちゃ入れても、光を反射させて美しく輝くデザインガラスが中身を目隠ししてくれます。
上に本立てがついた本箱は、本立てと本箱の間のわずかな空間に引き戸つきの収納スペースが隠されている、とても珍しいデザイン。この小さいスペースを有効活用する自分なりのアイディアを考えるのも面白いのではないでしょうか。
さらに、センターテーブル風にソファの目の前に置いた収納ボックスにも注目してみてください。こちらは、雑誌もすっぽり入る収納力。ソファまわりで使いたい、あれやこれやを収納すれば、部屋はスッキリ片付いて見えます。ガラスの扉から中が見えることを想定して、表紙のおしゃれな雑誌や、お気に入りのひざ掛けなどをしまっておけば、見た目にも素敵なインテリアになります。
和製アンティークの見た目も機能も、家具それぞれの個性を生かしつつ、おしゃれで使いやすいリビングの出来上がりです。