家具一つ一つ違う、素朴な古い木の風合いを楽しむダイニング

No.130

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アンティーク家具ならではの魅力といえば、味わいのある木の表情。前の持ち主の歴史が刻み込まれて、ひとつとして同じ表情はありません。今回はそんなアンティークの木味を楽しむことを大切にして、ダイニングをコーディネートしました。

このお部屋のポイントは、色を出来る限り控えたこと。そうすることで木味を、じっくりと楽しむことが出来ます。お部屋の中心にあるダイニングテーブルは、コップの跡など使い込まれた味わいが魅力。窓辺のチェストやダイニングチェアは、美しい木目が目を引きます。

お部屋が単調にならないようにポイントで取り入れたのが、白いペイントとアンティークのガラス。食器棚や隣に置いた小振りな収納棚は、“ゆらゆらガラス”などアンティークならではのガラスを使ったもの。その趣きある豊かな表情が、お部屋のアクセントになってくれます。食器棚やベンチで取り入れた白いペイントは、木の下地が透けるようなシャビーな色味を選ぶことで、他の家具の色ともよく馴染みます。また食器棚は同系色の壁に沿わせて置くことで、大きなサイズも気にならなくなりました。

あくまでも木の表情を主役に、インテリア全体のカラーは控えめに抑えたダイニング。今までの持ち主の生活を刻み込んで、新たに自分の手に渡ってきた家具たちが、どんなふうに表情を変化させていくのかも楽しみになりますね。

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