使い込まれた味のある家具と、コツコツ集めた器や道具を大切に使い続けながら、良質な暮らしを送る。そんな丁寧な暮らし方に憧れている人も多いのではないでしょうか。今回は、心豊かな時間を過ごせるような、アンティークダイニングをコーディネートしました。
今回使った家具は、心が和むような、落ち着いた色合いのものばかり。ガラス建具から差し込む柔らかな日差しが、アンティークが持つ深みのある美しさを浮かび上がらせます。
ダイニングと家事コーナーを仕切っている作業台は、両側から棚を使用できる優れもの。空間をゆるやかに仕切って、それぞれの時間に集中できる環境を整えてくれます。
家事コーナーには、和家具ならではの風合いが醸し出された桐の衣装箪笥。シンプルな金具のデザインが、ミシンテーブルの古びた鉄脚とよく馴染んでいます。引き出しが浅めのデザインなので、お裁縫道具やハギレなどを見やすく収納することができますよ。桐箪笥の上には、アンティークの小振りな建具を飾りました。古い建具は格子やガラスのデザインがすてきなものが多いので、立て掛けておくだけでも絵になりますね。
気に入ったものだけを無理なく集め、自分たちに合った豊かな暮らしを楽しむ。ささやかな幸せが感じられる、ぬくもりあふれる空間になりました。